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出版社内容情報
美少女市長、ここに立つ!!
悪法の街・エンデの改革に励む新市長・テオドーレの招待を受けたラビッツ。一方、ニーナはエンデ近郊の開拓村で両親と再会するが、村は謎の略奪を受けていて…。第9回スーパーダッシュ小説新人賞大賞第2弾!!
内容説明
ゴシック&ロリータを身にまとい、世界で一番眼帯が似合う美少女・テオドーレは17歳にしてエンデ市の市長を務める貴族のご令嬢だ。私立戦車隊・ラビッツの面々は彼女の招待に応じ、エンデ市を訪れていた。一方、ラビッツを離れ、家族を探す旅に出ていたニーナは、エンデ市付近の開拓村で家族と、さらには意外な人物とも再会を果たす。しかし、開拓村は野盗によって定期的な略奪を受けており、存亡の危機に立たされていた。野盗に抵抗し、戦うことを主張するニーナ。それに対して開拓民たちがとった選択は、ニーナを…!?第9回SD小説新人賞大賞シリーズ、第2弾。
著者等紹介
兎月竜之介[ウズキリュウノスケ]
『ニーナとうさぎと魔法の戦車』で第9回SD小説新人賞大賞受賞。文芸サークル主催者、狩人、アイドルプロデューサーなどを副業とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yobata
16
ラビッツを離れ家族を探しに出たニーナはエンデ市付近で難民を開拓村に招いてる情報を聞きエンデ市へ。そこは弱冠17歳にして、犯罪都市だった市を良市にした英雄的な貴族の美少女テオドーレが市長を務める市だった。彼女はラビッツ,特にニーナのファンで友達になったニーナは開拓村で両親と再会する。さらに思わぬ人物とも再会し…。テオドーレ回。前回ラビッツを飛び出してもうラビッツメンバーは出てこないかと思ったけど初っ端から出て来てくれて良かったw今回は実の娘である自分を売った両親との再会。自分達と妹の生活のためとはいい→2014/09/14
(●▲●)とらうまん(*^◯^*)
15
【★★★☆☆】悪者をやっつけて終わり、とはいかず、今回はいろいろとやるせない話でしたね。テオドーレたち……もっと違うカタチで出会っていたらと思わずにはいられない。 文章に関してはこんなに読みにくかったっけ?と、なかなかテンポを掴めず中盤ごろまで手こずりました……(苦笑) デビュー作かつシリーズ化にあたって、作者がまだまだ小説を書き慣れてないような?前回の良い意味での荒削りな感じが、今回はぎこちないというか悪目立ちしてる印象だったです。 3巻以降については、また改めて検討。2014/05/14
シロうさぎ
10
今回も、気負いのないさくさくしたテンポで読めて面白かったね。楽しいガールズトークももはや変態トークに近くなってきたかな?兎月さん、危ないですぅ・・・。でも、荒廃した街を立て直した貴族の愛らしいテオドーレちゃん、もう少し早くニーナと出会えていれば、その才覚を間違った方向に使わなかったかも、そしてニーナとも良い友達になれたろうに、残念です。2013/08/23
シュエパイ
9
戦争の惨禍に、引き裂かれた心たちの物語。人買いに子を売った親との邂逅、そして知らずに見つけていた妹。悲しい、羨ましい、悔しい、妬ましい。全部、抱いていたって仕方ないと思う気持ち。結局は、そこからどこに向かったかが、この子の強さで魅力なんだろう。二人目の戦犯の遺産が巻き起こした悲劇。永遠なんてものは、そう易々と実現しえないと、判っていてもすがりたくなるのはなんでだろう。ただただ、悲しいばかり、と、戦争の結果を見つめてそう思うよ。2011/01/26
@o(アオ)
8
後半がよかったです。悲しい結末ではありますけど・・・・・・一巻とはまた違った敵の形としてしっかり描かれていたと思います。それにしても、相変わらず出てくる事件が重いし、容赦がないのが多い^^;2012/05/30