集英社スーパーダッシュ文庫<br> 戦う司書と虚言者の宴

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集英社スーパーダッシュ文庫
戦う司書と虚言者の宴

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  • サイズ 文庫判/ページ数 274p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784086303729
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

武装司書たちは、宿敵・神溺教団を滅ぼし、年に一度のパーティーを楽しんでいた。その会場に、館長代行ハミュッツが命を狙う「魔女」オリビアが現れる。武装司書の崩壊は彼女に予言されていた。オリビアは見習い司書ヤンクゥらに接近し、ハミュッツに不審を抱いた武装司書たちは結束を始める。凄絶な冷戦の行く末を制するのはどちらの美女か!?『本』をめぐる壮大なファンタジー、新人賞大賞受賞シリーズ、大激震の第7作。

著者等紹介

山形石雄[ヤマガタイシオ]
1982年生まれ。神奈川県出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりも

33
ノロティに憧れ、武装司書を志した少年ヤンクゥとハミュッツを追い詰めた一般人オリビアが主役の話。今回は繋ぎといった感じで、この作品にしては珍しく人死にも一人も出ませんでした。これまでが戦闘続きだっただけにこういう小休止的な巻の存在は色々と有りがたい。ミンスの下で動く新生神殿教団だったり、オリビアの策だったりと動きは小さいながら今後の展開に大きく関わってくる要素を絡めているので、残り3冊がますます楽しみになりました。ただヴォルケンの扱いが悪すぎるのは悲しいですね。とりあえず次巻も期待。2015/04/09

チェシャ猫

17
前の刊に引き続き ノロティの物語を引き継いだもののお話。そして ハミュッツ・メセタが恐れたあの人が再登場。 理想に行きたくて けど現実を捨てることができなかった少年のお話。 嘘つきが多すぎて けど 悪いことをしたくて 嘘をついてるわけでなく、みんなが諦めて 嘘を吐いている。そんな中で自分を貫いたノロティはやっぱりすごかったんだなぁ。 最後 誰に秘密を引き継いだかは 見事正解。 ちなみに宴会の席でミレポックが新人の自己紹介にいれていたツッコミがすごく好きでした。「貴方の職業なんですか」とか。なんかいい2014/04/26

ぺぱごじら

15
教団は倒した、犠牲者多数の大乱もギリギリ制して街も復興しつつある。そして『自分に最高のプレゼント』をくれる敵を喪ったハミュッツは独り呆けて退屈模様。そんな中での図書館年末パーティ、賑やかにはっちゃける宴の中、各々が腹の底に隠す『次の、次の次の闘いの種』。『正義』『いいひと』は、見る人の角度と立場で変わる、という普遍的な悲劇を最も残酷に見せてくれる作者。あぁ人を人扱いしない辺りの酷さも超一流(笑)。2015-2122015/12/27

こめっこ

12
少しホッとする巻だけど、そこにもたくみな構成があり引き込まれる。世界の謎が段々わかり、クライマックスがどうなるのか気になる。2014/09/27

naminnie

10
一体これはどうなるのーーー!?!?とひたすら先が気になる展開に!!気づけば残り3巻なのだけれど、まとまるのかしら…。大きな出来事は作中で早々起こらないまでも何かが動く第7巻でした。2011/10/13

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