感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 旧柏バカ一代
44
麻疹、コレラが蔓延している江戸に、2000年で脳外科医がタイムスリップした。最初は厄介になる橘家の当主の頭部の怪我を外科治療。次は町人の母子の母の頭部の怪我を外科治療したら、子供が麻疹を発症。長屋で同じ症状の人達も助け、その噂を聞いた勝海舟に見込まれて、横浜でイギリス人医師達と会談してたら、武士に斬られた水兵が担ぎ込まれる。治療出来無いと診断されたが、彼は外科手術で水兵を治療。その次はコレラが蔓延していてそれを医師達に話をしていたら1人が発症して終わり。ハードだわ。。2020/06/14
読特
41
時とともに人類の知恵は溜まる。歴史を積み重ね文明は発達する。未来の叡智を活かせるならば、過去の時代の難題も瞬く間に解決できる。タイムスリップにはロマンがあり、しばしばドラマや小説のテーマになる。現代医学の知見を幕末に持ち込む。当時を悩ませた不治の病や怪我も治療する。亡くなるはずの命も救うことになる。だが、過去を変えることは今を変えることにもなる。時をワープする物語か必ず抱えてしまう矛盾に主人公は悩む。それでも、成行がどうあれ医師はその使命を果たすのみ。目前に苦しむ患者がいれば、力を貸す以外の選択肢はない。2025/07/19
へーた
19
ドラマ大好きなんですが、原作も良いですね!2016/10/04
syuntaro
14
【幕末にタイムスリップした医師の奮闘を描く傑作医療漫画】東都大学附属病院に勤める脳外科医・南方仁。ある日、緊急患者として搬送された身元不明の男性を手術した際、頭部から胎児のような物が発見された。その患者が病院を脱走し患者と揉み合い、幕末の1862年にタイムスリップしてしまった。若い武士・橘恭太郎を助け、橘家に厄介になることに。電気も消毒薬も抗生物質もない時代の、医師南方仁の奮闘が描かれる。勝海舟や緒方洪庵も登場する。麻疹の治療や予防法を伝えたが今度は虎狼痢(コレラ)が流行し、実力が試されることに。次巻へ。2014/05/27
オリーブ
13
お気に入りさんのレビューをみて、私が歴史好きになった原点のドラマだったので、いつか漫画でも読んでみたいと思ったことを思い出し、図書館で借りて読んだ。多少の無理やり感はあるけど、こういうタイムスリップで江戸時代を描いてくれたことを作者に感謝したい。天下泰平な時代だと思っていたけど、現代の便利さや医学の進歩を知っているから当時の理不尽さやもどかしさを感じてしまう。まぁそこがこの漫画の面白さでもあるんだけどね。全部で20巻あるようだけど、きっとアッと言う間に読んでしまいそう。結末はドラマと同じなのかな?楽しみ♪2018/02/08