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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ムッネニーク
58
12冊目『バオー来訪者』(荒木飛呂彦 著、2000年6月、集英社) 悪の組織“ドレス“によって生物兵器“バオー“へ改造されてしまった青年、橋沢育朗の闘いが描かれたSFアクション漫画。1984年から1985年まで「少年ジャンプ」で連載。『ジョジョの奇妙な冒険』の雛型的作品である。 有り体に言えば、内容はほとんど『仮面ライダー』そのもの。バイオレンス描写は『北斗の拳』を彷彿とさせる。 連載期間の短さから察するにおそらく打ち切りになったのだろうが、その割には物語の纏まりは良い。 〈これが 『バオー』だッ !〉2025/03/02
神太郎
37
ジョジョ読んでるといずれは読まねばならない。久々に棚から引っ張り出して。バルバルバルとかこういう擬音の独特さはこの頃から健在。荒木さん自身は体をテーマとしたらしいが、そこここに科学的なエッセンスを取り入れ知的な雰囲気出すのは、やはりたんなるパワーVSパワーにしたくないというジョジョの人間賛歌に通じる部分がある。二巻という短いなかに成長と逃亡者から敵に仕掛けに行く来訪者になっていく展開は上手いし、面白い。おそらく今の荒木さんの画力で書いたら「誰、これ?」状態になりそう(笑)2021/05/26
ずっか
33
これも好きだった。どこかで悪の組織が人造人間を作る実験をしているに違いない(出典は仮面ライダー)と思っていた女子高生にはピッタリでした。人造人間(?)の少年が年下の超能力を持った女の子と一緒に逃げるロードムービーが良かった。2020/06/03
fumikaze
14
知能や策略でなく単純に強い者が勝つ、というのが良い。バイオレンスものだが、闘いを通して主人公の少年も成長してゆくというところは少年漫画の王道だろう。1985年ジャンプに連載(今から30年以上前か)。2018/03/12
hannahhannah
14
「ジョジョの奇妙な冒険」を描く前の荒木飛呂彦の作品。この頃の絵は永井豪みたいだけど、擬音語はすでに独特だった。1984年のこの作品から荒木さんは仙台から東京に移り住んだようだ。2016/09/24
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- 和書
- 死者と先祖の話 角川選書