感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ムッネニーク
86
31冊目『シティーハンター 18』(北条司 著、1997年10月、集英社) 文庫版の18巻。『C・H』これにて完結。週刊連載とは思えぬ圧倒的な画力と書き込みで最後まで突っ走ってくれた。特に終盤の絵の巧さは凄まじく、ほとんど芸術品といって良いレベル。反して各エピソードはどれも似たり寄ったりで面白みに欠ける。もう少しバリエーションが欲しかった。 「ジャンプ」の作品とは思えないほどバトル要素は薄い。一貫して獠と香のラブストーリーが描かれていた。女性人気が高いと言うのも頷ける。 「それが おれの 愛し方だ‼︎」2023/04/08
アルカリオン
14
最終巻。初出は1992年で本書は1997年。著者あとがきに続編構想についての意味深な一文が。「かなりのファンの皆さんの期待を裏切るのではないか……そんな危惧を禁じえない」▼これが数年後に『エンジェル・ハート』として世に出るんだな。2021/09/22
yk
5
僕はこのマンガをやはり昔読んでいた。子供のころだったから覚えていなかったけど、端々にその記憶が残っていた。当時はよくわからずに大筋だけ感じ取っていたんだろうけど、今読むと以前よりおもしろく感じているのではないかと思う。とてもシャイなリョウがときおり見せる本当の顔というギャップでやられてしまう。そこは今も昔も変わらなかった。駅の掲示板というシステムも雰囲気があり、とてもあいまいでいいものですね。アニメも見てたと思われて、GET WILDが頭から離れない!!!2016/11/14
はすのこ
3
1~18。展開は王道。画力の変遷が面白い。冴羽リョウというキャラクターは当時のモテる男性像を反映しているのか。今、ウケている男性像との違いに正直、笑う。2016/01/01
池野恋太郎
2
最終巻。名作に相応しい大団円なよいラスト。あとがきで作者が書いてたようにエンジェルハートには裏切られた。パラレルワールドではなくきちんと設定を合わせていたら続編として成立したのに。2022/04/14