内容説明
「退屈なあなたへ。キレイナモノサガシをしませんか?」…ある晩、月夜のケータイに飛び込んできたメール。高校の同級生で親友の、チハル、光太郎、俊のもとにも届いたらしい。いつものように、4人で夜の街で遊んできた帰りのこと。楽しいことはたくさんある、けど、何かが足りない。いつしか月夜たちは、そのゲームにのってみることに…。イマドキ高校生たちのラブストーリー。
著者等紹介
深谷晶子[フカヤアキコ]
1979年12月25日生まれ。愛知県在住。県立刈谷東高校在学中に『サカナナ』で’98年度ノベル大賞受賞
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感想・レビュー
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Natsumi
1
図書館
ルルス
0
うーん、私には合わなかったかなー。私もそんな感じだったのかもしれないけど、やっぱ若いときはきらきら輝いてて欲しいな。暗くて投げやりでなんか軽い感じがした。そしてあとがきを読んだり、もらったピアスを必ず片方ずつなくす特技とか書いてあったけど、、、、作者がどんな考えを持ってこの話を書いているのかとか、そんなところが無性に気になってしまいました。2016/01/20
雨音@読メ再開しました
0
久々に再読。独特の表現が好きなのですが、久々に読むと、新鮮でした。うつくしく、きれいな彼ら彼女らの立っている場所はとても危ういところなのでしょう。家族のあたたかさが希薄で、各々の傷口を舐めあうのではなく、一緒に居る事で、癒そうとする。恋がはじまる直前の、物語。2011/07/08
鈴木
0
再読。改めて読んだら文章の書き方はおかしいところ多いけど、やっぱり好きだ。キレイで危うい。キレイなものをキレイだと当たり前のように思える月夜たちと、キレイで寂しくて歪みそうな加藤がすごい愛しい。夏の切なさって好きだな。2011/02/02