内容説明
タオの攻撃を受け、本来この世界にいた「椎名蓮」が戻ってきてしまった。クラスメイトの苳也に冷たい視線を向ける人物―。蓮に対し、少しずつ芽生えていた苳也の気持ちは行き場をなくしてしまう。いつタオが襲ってくるかわからない状況下、現在の蓮に“魔”を視る力があるのかというのも問題だった。そんな彼らを見つめる、喪服姿の少女がいた。ある女性から桐生への、伝言を携えて…。
著者等紹介
牧原朱里[マキハラシュリ]
夏生まれのB型。1997年3月、ソニー・マガジンズより『アンバー・アーバン・スキャンダル 琥珀のラビリンス』でデビュー。著書に同シリーズ、『新アンバー・アーバン・スキャンダル』シリーズ、『彼』シリーズ、『いつか夢にみた、憧れの行方』シリーズ。光風社出版、クリスタル文庫より『硝子のマリア』。コバルト文庫より、『クリスタル・クライシス』シリーズなどがある。広く、深くと凝り性の多趣味。いつかインドへ行って修行の旅をしたいという密かな野望を持っている
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