内容説明
高彬と煌姫を契らせるという陰謀が失敗に終わった守弥は、瑠璃姫が篭もる吉野に乗り込むが!?(『守弥のジャパネスク・ダンディ』)。父母を亡くした小萩は、幼い姫の話し相手として貴族の邸に勤めることになる。それが瑠璃姫だった!(『小萩のジャパネスク日記』)。いよいよ京に戻ることになった瑠璃姫。みんなに内緒でこっそり帰京するが、それを待っていたのは(『瑠璃姫にアンコール!』)。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
フキノトウ
29
瑠璃姫を認めない高彬の家令・守弥。日頃クールな感じなのに、変なところで抜けていて可笑しい。それなのに桜の場面では一転泣けた。2018/09/02
ダージリン
23
守弥が吉野に行く話がしみじみしました・・・守弥の株も上がった!小萩の日記で、瑠璃姫とのなれそめは、瑠璃姫らしさに笑いましたが良い出会いでしたよね~。 ラストの話は、ミステリータッチで瑠璃姫らしさが復調。でも事件はほろ苦い結果でしたが、最後は結婚でしめくくり♪ 幼なじみからの恋もいいですよね。2012/09/13
鈴
19
守弥の巻が良かった~(//∇//)うんうん、確かに低い声の男子っていいわ~♪鷹男派だった私としては、鷹男は諦めて守弥でもいいかなと思ったり(笑)瑠璃姫の吉野君を思う気持ちもいじらしく、思わず泣けてしまった。今後、守弥と瑠璃姫が出会うときが楽しみ(*^^*)2012/05/29
ゆきこ
18
シリーズ4巻目再読。今回も短編集ですが、どのお話も読みごたえがあって、大好きな一冊です。瑠璃姫が帰京を決めるシーンは、何度読んでも泣けます。2018/05/25
はなん
17
再読)紆余曲折を経てついに都に帰る決心をした瑠璃姫はでもやっぱりただでは帰還せず、そこに弟融の騒動が加わって高彬をひどく悩ませる1編。続く小萩の日記の形での瑠璃姫に仕えるきっかけとなった物語。そしてとってもとっても長い道のりだった瑠璃姫と高彬のゴールインまでの物語。3編それぞれにキャラクターの性格が表れていて面白い。夏姫という存在をすっかり忘れてましたからラストのお話はちょっと新鮮でした。鷹男も相変わらずだし。。この先も簡単にはいかない暗示は既にあり?いつか内大臣家は高彬の胃に穴をあけそうだ…(爆)2014/07/10