コバルト文庫 僕らは玩具（おもちゃ）の銃を手に

榊原 和希【著】

集英社（1998/07発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 186p／高さ 15cm
• 商品コード 9784086144810
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

夏休み。街から大人の姿が消えた。唯一の大人として取り残された大学生の健人は、子どもたちから襲撃を受けたところを、小学生の周に助けられた。ふたりは街の謎を解くことができるのか？（僕らは玩具の銃を手に）。あの夏から一年。中学に進学した周は、クラスでいじめの標的になっている清水に死んだ兄の姿を見ていたが…（砕けた空の向こう）。１８歳が描くノベル大賞入賞作、遂に文庫化。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[星野区]

前半は町から大人が消えた！というお話。後半の「砕けた空の向こう」は続編。前半の方が動きがあってワクワク感が強かったのですが、後半は周の独白が多くて、読むのがちょっとしんどかった。でも、作者の伝えたいことは後半の方にあるのではないかなと思います。いじめの話。

2020/01/19

[雪音]

ある夏、町から大人が消えた。そこに取り残された大人になりたい子供と、子供から抜け出せない大人。二人の出会いから、世界が歪みはじめる。