内容説明
薔薇の紋章は、ラグランド王国の騎士団において、ただ二人に許される騎士の中の騎士の証だった。ウォルシュ卿の息子・金髪碧眼のスターリングと、シューティングスター家の養子で闇色の髪を持つクラウスは、幼い頃の誓いにより、薔薇の騎士を目指して剣の修練に励んできた。薔薇の騎士を決める試合に出場することになって祝杯をあげた二人だったが、スターリングが謎の刺客に襲われ…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とも
3
久しぶりの再読。十代の頃何十回と読んだが、今読んでも文章の流麗さは変わらないと感じる。料理の描写が特に素晴らしい。五感をありありと感じる文章。後の伏線が既に張られていることに、今回気付いた。また折に触れて再読したい。2021/01/14
Reiko Kato
3
薔薇が特産品のラグランド王国を舞台に、騎士として最高の名誉である「薔薇の騎士」を目指す、二人の貴族の若者(金髪のスターリングと黒髪のクラウス)が主人公。少女向けレーベルのコバルト文庫だけれど、重苦しい展開と、結構グロい表現も多し。良質のファンタジーです。
小雀✡ずーっと積読減強化月……
2
珠黎皇夕サンの絵が素敵なのです。