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内容説明
県立南高校1年の早波と、1学年上の汀は、幼い頃からの大の仲良し。そして彼女たちには、ふたりきりの秘密があった。早波の背中には、汀にしか見えない、二対の羽根があったのだ。羽根は早波に空を飛ぶ力を与えてくれていた。ある日、彼女たちはひとりの男子生徒に声をかけられる。「ずいぶん大きいなぁ、その羽根」―不思議な雰囲気を持つ彼・流連は、早波たちさえ知らないその羽根の正体に、どうやら心当たりがあるようなのだ。やがて、その羽根は早波の思いとは別の行動を始め…。