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内容説明
神官の卵のユリウスがローセム神殿を出て2年。「蒼の聖者」と呼ばれる父・エリアスを超えるべくして出た巡礼の途上、一通の手紙が届いた。それは、何の変哲もない、ごく普通の紙だった―のが、なんと、突然生き物のごとく動き出し、「おまえは誰だ」と問いかけてきた!こんな得体の知れない「紙」を、どうして父は送ってよこしたのか。帰郷を決めたユリウスに、意志を持つ「紙」をめぐり追手がかかる。危ういところを人形使いのイラードに助けられるが、妙な勘違いをされ…。