内容説明
はるかな空と大地が繋がって、気まぐれな幻が姿を現すところ―ヴィシュバ・ノール大平原。この大平原に住むマルーシュは、白銀の髪、緑の瞳をもつ少女。地平線の彼方のお隣さん・ガディルは、いつもやさしくマルーシュを見守っている、黒髪碧眼の紳士だ。ある時、マゼンタとピーコックがマルーシュを訪ねてきた。『白銀の織り姫』と異名をとるマルーシュの力を借りたいというのだけど。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆり
5
高校生の頃から気になっていた作品。この世界となだらかに繋がっているような幻想的な世界観がとても素敵。自然のものや言葉の響きも美しい。マルーシュの純真さと彼女を陰ひなたに見守るガディルの頼もしさ優しさも良かったです。ふたりの関係もほんのり甘くてほっこり。浮遊動物園の章が特に好きかなあ。イラストも雰囲気によく合ってます。2018/02/18
くるみ@柳
2
とても大切なシリーズ。何度読み返しても面白い。
ふぇび
1
透明感の漂う綺麗なファンタジー作品。わかつきセンセのイラストも素敵。大切に保存しております。
こんこん
1
ここではないどこか――異世界での柔らかな物語。穏やかな空気が心地いい。2010/04/29
ろびん
0
★★★★★