内容説明
授業中に気分が悪くなり、トイレの個室に駆けこんだ遙は、うろたえて声をだしてしまった。「う、うそだろ…」遙の体から、あるはずのものが消えていた。いつのまにか遙は女のコになっていたのだ…。遙の父の話では、16年前のある晩トマト畑に降りてきた神様が置いていった天使、それが遙なのだという。天使の体を持つ遙は、男の子の中にいると女になってしまうというのだけれど。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
柏葉
2
筆者が三浦真奈美であること、男の子の身体が女の子になる話であること、「トマト畑クライシス」というぶっ飛んだタイトルであることから、この本を手に取った。 少女小説らしい文体ですらすら読めた。トマト畑の意味も納得。幼なじみの少女と、女の子姿の主人公に一目惚れした男子との三角関係が読者を飽きさせなく、思いの外楽しめた。きれいごとでご都合主義なラストになってないところも好感度高し。ただこれ、タイトルだけ見たら絶対手に取らないぞ。 あとがきのきゃぴきゃぴ感が90年代コバルト文庫らしい。2011/08/21
nekoja
1
ちょっと昔の、男らしく女らしくってのが大命題だった時代のコメディ・・・かも? 男とか女とか、関係ナイじゃん、っていうエンディングが可愛い。2009/07/13
t-snow
1
幼馴染の女の子→TS主人公←一見プレイボーイだけど純情な男の子 の三角関係にとてもトキめいた! 初々しくてコミカルで楽しかったです。2009/05/22