コバルト文庫<br> ジャパネスク・リスペクト!―氷室冴子『なんて素敵にジャパネスク』トリビュート集

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コバルト文庫
ジャパネスク・リスペクト!―氷室冴子『なんて素敵にジャパネスク』トリビュート集

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  • サイズ 文庫判/ページ数 240p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784086080804
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

出版社内容情報

少女小説の名作『なんて素敵にジャパネスク』を愛する作家が夢の競演!
現代を舞台に、とある姉弟の大事件を描く『じゃぱねすく六区』、
幼い吉野君とのエピソード『み吉野に 春は来にけり』、
結婚から10年経った瑠璃姫・高彬夫妻の物語『女郎花の宮』、
由良姫を励ます煌姫の、名推理が冴え渡るミステリー(!?)など、
ジャパネスクファンが楽しめるトリビュート作品をこの1冊に!
コミカライズを手掛けた山内直実のコミックエッセイ、1999年版のイラストを担当した後藤星が描く"名場面"も収録。

我鳥 彩子[ワドリサイコ]
著・文・その他

後白河 安寿[ゴシラカワアンジユ]
著・文・その他

岡本 千紘[オカモトチヒロ]
著・文・その他

松田 志乃ぶ[マツダシノブ]
著・文・その他

山内 直実[ヤマウチナオミ]
著・文・その他

後藤 星[ゴトウセイ]
著・文・その他

内容説明

少女小説の名作『なんて素敵にジャパネスク』を愛する作家が集結!現代を舞台に描く、とある姉弟の「ジャパネスク」的な大事件、幼い吉野君とのエピソード、十年後の瑠璃姫・高彬夫妻の物語、由良姫を励ます煌姫の、名推理が冴え渡るミステリー(!?)など、ジャパネスクファンが楽しめるトリビュート作品をこの一冊に!山内直実のコミックエッセイ、後藤星による“名場面”も収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さつき

71
コバルト作家たちの描くジャパネスクトリビュート集。我鳥彩子『じゃぱねすく六区』は設定を現代に置き換えたストーリー。高彬の名台詞にここで出会えるとは!私も赤面しちゃいました。後白河安寿『み吉野に 春は来にけり』瑠璃と吉野君の吉野での日々。ピュアな物語にキュンとしました。岡本千紘『女郎花の宮』結婚10年後の瑠璃と高彬と子供達。瑠璃のお母さんぶりが微笑ましいです。松田志乃ぶ『ジャパネスク・ネオ!』あの事件の後、由良姫のもとにいる煌姫が主役。名キャラ煌姫の語りが面白くて、読んでて懐かしかったです。2018/09/30

万葉語り

65
作家さんたちがどれだけジャパネスクを読み込んでいるのかが伝わってきた。瑠璃姫と高彬の話はもろ源氏寄りだし、水無瀬の煌姫はフォントまで変えてしまう力強さがそのままだし、吉野君との五節の舞姫と白拍子の会話は泣けるし、どれもツボを押さえた作品で、読んでよかったと思う。ジャパネスク再読したくなります。2019-0082019/01/06

真理そら

64
4人の作家さんによる二次創作編他。まず後藤星さんのあの名シーン編でジャパネスク脳(コバルト脳)にしてから読み始めた。「じゃぱねすく六区」は「有閑倶楽部」を再読したい気分になってしまった。「女郎花の宮(岡本千紘)」は十年経って6人目の子供を身ごもり中の瑠璃さんが雲居の雁のようになりたくないと思っている雰囲気で話が進んでいるうちにあの高彬に女七の宮降嫁の話が具体化してきて…まあ瑠璃さんだから手を打つけど。ジャパネスク愛に溢れたアンソロジーで楽しく懐かしい時間を過ごすことが出来た2021/07/31

るぴん

56
小中学生の頃、夢中で読んだ『なんて素敵にジャパネスク』のトリビュート集。もうひたすら懐かしく、楽しく読了。特に岡本千紘さんの「女郎花の宮」は、氷室冴子さんご本人が書いたと思えるほど。母になっても相変わらずの瑠璃姫の行動と事の顚末がジャパネスクの世界そのもの‼︎子ども達は皆花の名前〜♫しかし10年で子ども6人は凄い。松田志乃ぶさんの「ジャパネスク・ネオ!」も好き。リアリストで拝金主義の煌姫、大好きだったなぁ♫欲を言えば、守弥が登場する話も読んでみたかった。とても良かったので、ぜひ第2弾を希望したい!2018/10/04

りー

49
ニヤニヤ笑いが止まらないので、人前で読めない。そういや、大昔は百面相しながら読書をしていたなーと思い出しました。よく泣いたり声を出して笑ったりしていたような。半分は氷室さんへのお布施?でしたが、ちゃんと楽しめました。思い入れある作品のトリビュートなんて、しかも同人誌やwebじゃなくて、正式な出版なんて、書きにくいだろうに・・・皆様楽しそう。何よりの御供養なのではないでしょうか。かつての読み手が書き手になっていくなんて。氷室さんが蒔いた何万もの種は、一人一人の心で育ち、花開いているのだなーと。2018/10/04

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