出版社内容情報
改邪聖省の祓魔師アデリナの特技は料理。葡萄酒や、魔除けの薬草や聖水を使った料理を食べさせて魔を祓う。《異例の忌み子》と呼ばれる第一王子エルヴィンの祓魔を命じられるが、彼には秘密が……!?
長尾 彩子［ナガオアヤコ］
宵 マチ［ヨイマチ］
内容説明
改邪聖省の紅一点・祓魔師アデリナの特技は料理。葡萄酒を飲ませたり、魔除けの薬草や聖水を使った料理を食べさせることで身の内から魔を祓うのだ。そんなアデリナは国王の命を受け、落命したが息を吹き返したため“異例の忌み子”と呼ばれる王子エルヴィンを祓魔すべく、城の料理番として潜入する。しかし、エルヴィンに目的を見抜かれた挙句、意地悪されたり騙されたりする毎日で…？
著者等紹介
長尾彩子［ナガオアヤコ］
東京都出身。「にわか姫の懸想」で、２０１０年度ノベル大賞受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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蝶よ花You
40
語り口の色気に美麗な挿絵が相まって、素晴らしく善き卑猥さ（笑）。レーベルとしては少女小説の分野にはなるかと思うのですが、思った以上にヒーローが最初から飛ばして攻めるので、泣かされっぱなしのヒロインの可愛いこと可愛いこと。そもそもが、心を持たない悪魔が王子に寄生し、その悪魔をヒロインが祓いに…という所から話は始まる訳ですが、ヒロインと出逢った瞬間からヒロインが可愛いくて、いじめて泣く様がまた可愛いくて…という心を育む悪魔王子。黒い（笑）。未来永劫愛おしむ姿が垣間見える最後も良い。大変お気に入り作品。2017/03/13
ぐっち
26
払魔師のヒロインと、魔に取りつかれた元皇太子の王子。王子様が普通の魔物付きと違うのは何か裏があるかと勘繰ったけど、そんなにはなかった。王子様がなんせイケメンなので、許しちゃいますが。猫と黒うさぎが今回もいい味出してましたね。2017/03/05
でんか
19
うーん、ふつう。シリーズ三作目。二作目の後の時代で、登場人物たちのこともちらっと言及される。ヒロインは祓魔師で、忌み子である王子のもとへ向かうことに。このヒロインのバカっぽい（すみません）ところがどうにもこうにも合わなくて、ホントに祓魔できてるのだろうか、と心配になるほど。ヒーローくんは安定の拗らせっぷり。多分この作者さんがそういうヒーローがお好きなのだろうとは思う。性的にきわどい描写が多いのも食傷気味。必然性があって入れるならスパイスになっていいだろうが、ムリヤリ感があってそのシーンがなんか浮いてる。2019/10/20
さなえ
15
2巻の70年後くらい。今回は単なる忌み子ではなく魔物。改邪聖省の紱魔師という物々しい肩書の割に甘ちゃんのヒロインアデリナ、よくもまあこんなのを一人で派遣したな。危なっかしすぎてちょっと疲れた。ヒーローは相変わらず歪んだ愛のレーベルでいける拗らせっぷり。今までで一番だ。主人公カップル以外を切り捨てる潔さはいい。やはりヒストリカルな世界観なのに入り混じる現代的な感じ、抗生物質とか。設定17世紀くらいじゃないのか。絶対領域とか、もしかしてこれコメディなのか。方向性がよくわからない。話自体は好きだ。2017/08/30
にゃうぴょん
13
祓魔師アデリナがかなり危なっかしく、そこにエルヴィンが斜め上の溺愛で楽しめました。予言書の追記部分が…面白いです。2019/10/31
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