出版社内容情報
侯爵ヴィクトルは義兄の国王から結婚を催促され、銀灯師エミリアと偽装結婚することに。だが二人で王宮を訪れた夜、魔物が出現し、王国の秘密に関わることに!? 素直になれないじれラブ・ファンタジー!
白川 紺子［シラカワコウコ］
紫 真依［ムラサキマイ］
内容説明
変人と噂される侯爵ヴィクトル。２２歳になる彼は、異母兄である国王から結婚をするように言われてしまう。「エミリア、俺と結婚しろ」。そうして人嫌いの侯爵と、１７歳の銀灯師エミリアは偽装結婚をすることになった。しかし結婚報告に王宮を訪れた後、魔物が出現し、二人は王国の秘密に関わることに！さらに二人は互いに言えない秘密を抱えていて！？素直になれない同士のじれ恋ファンタジー！
著者等紹介
白川紺子［シラカワコウコ］
三重県出身。『サカナ日和』で第１５４回雑誌Ｃｏｂａｌｔ短編小説新人賞に入選の後、『嘘つきな五月女王』で２０１２年度ロマン大賞受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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蝶よ花You
33
銀灯師シリーズ？第二弾。前作同様、銀灯師という類稀なる力は強いが、二人の愛はもっと強い、という話（笑）。互いに想い合っているのに、真実を告げられない二人の想いが切なく愛おしく書かれた中盤まで。ただ、風呂敷を広げ過ぎた感。彼らの子供の話や、不憫で気になっていた王宮魔術師の話は確かに読めて満足なものでしたが、その分前半の二人の頁が削られ、二人の想いが通じ合い始めてからや、ヴィクトルの命の危機！という山場もあっさり書かれてしまい、数頁でパタパタと終わらせてしまった印象。せっかくの身分差・訳ありものが勿体無い。2017/03/07
チャコ
25
シリーズ2作目。1冊目は未読。人嫌いの侯爵ヴィクトルと偽装結婚することになった銀灯師エミリアが結ばれるまでを描いたラブファンタジー。それぞれ打ち明けられない事情を抱えているが故に、想いあっているのにすれ違ってしまうという王道な展開でしたが、ちょうど少女漫画脳になっていたので、じれ恋模様を楽しみました。静謐で幻想的な世界観も◎。個人的に本編よりも最後の短編「おやすみ、私の魔術師」が好きだなぁ。著者一推しなのも納得です。激しさやトキメキはないけれど、ゆっくりと確かに育まれていく愛にグッときました。2019/11/24
ゆずきゃらめる＊平安時代とお花♪
25
銀灯師シリーズ初読み♪シリーズなのは今作を買ってから気づきました。〈銀灯師〉って不思議で神秘な魔術師なのですね。〈星踏師〉〈夜葬師〉ってのもあるみたいだけどイマイチわからなかった。みせかけ夫婦が本当の夫婦になるのは意外に短い期間のようでじれったい両想いがどきどきしました。2016/10/15
しゅてふぁん
22
エミリアの雪の結晶模様の銀灯、綺麗だろうな。月光を紡いでたぐりよせ、銀灯へと織りこむ。幻想的だな。見てみたい！みんな銀灯師のこの姿に惹かれるんんじゃないだろうか(笑)短編２編もよかった。侯爵一家の一途さには負けるよね。2017/02/28
ぐっち
22
あれっこの２人、「侯爵夫人は銀灯師」でベタ甘夫婦だった２人ですよね？（※勘違いらしい、すみません。コメ欄参照）何でこんなにそっけないんだろうと思ったら、ベタ甘になるまでの事情が？一緒にいたいから告白できない２人、キュンキュンします。前作を読んでなくても、むしろこっちから先に読んだ方がいい気がします。他の２つの短編もいい感じ。お兄様がリラとまだくっついてないので、次はぜひナントカの星踏師でおねがいしまっす！2016/10/02
