出版社内容情報
直江(笠原)が通う東都大の学生たちの間に広がる「異床同夢」の現象と、霊を呼び寄せるバイオリン弾き。すべては朽木──信長へと繋がっていた。織田側の企みを知るため、景虎は夢の中へ入り込み…?
内容説明
直江の宿体・笠原が通う東都大の学生たちの間で広がる『異床同夢』の現象。景虎が街で見つけた、霊を活性化させるバイオリン弾きの男。一見無関係のように思えた二つのキーワードは、朽木―信長へと繋がっていた。『死の船』の謎を解き、織田側の企みを知るため、景虎は直江に命綱となる形代を持たせ、夢の世界へ入っていく。そして、乗り込んだ船の中で意外な人物と遭遇するが…?
著者等紹介
桑原水菜[クワバラミズナ]
千葉県生まれ。中央大学文学部史学科卒業。1989年下期コバルト読者大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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山根
17
いやいや。直江がだんだん本編の懐かしの直江になっていく。嬉しいような悲しいような複雑な気分で読み終えました。2015/05/11
枯伍
10
潜入したむげん丸の中で、加瀬は美奈子と出会う。どんどん近づく二人の距離を「視て」しまった直江の心は…。あ、やっぱりそっちに嫉妬ですか。信長はマリーにプロポーズしてるし。本編でも晴家よく捕まってたのは朽木の記憶がもたらしてたのかなあ? 無意識界と現実が交錯する東京ってバトルよりも荘厳なイメージがあった。2017/10/14
しるるん
8
直江がついに景虎と美奈子の接近に気づいた!これから本編で語られていた悲劇につながっていくのかと思うと切ない。2018/07/28
べべっち
8
ドロドロしてきました(-o-;)こうして本編に…2015/05/16
さとみん
8
“ファンタジア”を核にした哀しくも美しい事件。だけど終わりの時が近付いている気配が濃厚で、そっちが恐くて恐くて……。昭和編が始まった時から結末は分かってるんだけど、見届けられるか心配になってきた。今のところ手助けしてくれてる高坂の存在が救い。2015/05/09