出版社内容情報
「安倍晴明が蘆屋道満を殺したと?」大往生院で、そんな会話が交わされていた。父親同士の確執を知らない道冬と吉昌は、初雁の御息所の邸で朱天と名乗る小舎人童と遭遇。正体は鬼の首魁・呪天で!?
内容説明
火の宮を襲った犬蠱を退けた道冬と吉昌。その帰り際、ふたりは美少年と遭遇した。以前、道冬が助けた小舎人童で、朱天と名乗ったが彼こそが鬼たちの首魁・呪天だった。一方、打倒茨木の修行に打ち込む綱と大臣のもとを、安倍晴明が訪れ―!?道冬に隠された漆黒の力の正体とは?そしてその力について、行近は重大な秘密を知っているようで―。物語はいよいよ佳境へ!
著者等紹介
瀬川貴次[セガワタカツグ]
1964年7月25日生まれ。ノベル大賞の最終候補に残ったのがきっかけで、スーパーファンタジー文庫よりデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダージリン
24
道冬はだんだん自分自身の謎を自覚してきて、大変な状況(見えないけど)ですが、最強ヒロインになりつつもあるので、楽しいお話でした!なかでも、やはり中宮様の策謀に吹きました(笑)。2013/07/13
フキノトウ
19
イラストで見た茨木の姿、思ってたより、青年でした。中宮と宣旨の二人の勘違いは毎回楽しいです。越前の作った物語を読んでみたいな^^2013/10/10
プリムローズ
18
あいかわらず道冬君は、もてもてだなあ。当人は嬉しいというより、困惑しているみたいだけど、読者としては「ああ、愛されているなあ。大事にされているなあ。」とほのぼのする。2013/08/10
紅蓮
18
面白かったぁ(●´艸`) 恒例(?)の冬路バージョンもあって、道冬の可愛らしさ満載の巻でした(●´ω`●) 行近に甘えるところも吉昌に甘えるところも、BLにしか見えないわwww((´∀`*))ヶラヶラ 中宮と宣旨と越前の暴走っぷりも、ますます磨きがかかってきてるしね。でも、水面下では色々ややこしいことになっては来てるんだよね。(;´・ω・) 出来ればもう少し大人になるまで、呪天も茨木も待ってて欲しいんだけどね・・・。あ、そういえば一個誤植みっけちゃった。茨木が茨城になってたよ~~~(●´ω`●)2013/07/09
ネムコ
14
道冬の漆黒が、本人にも吉昌たちにもバレた。正体はわからないながら少し話が進んだかな。それにしても晴明はいつになったら引きこもりを止めるのかな…。2014/05/07