コバルト文庫
夢の宮―名はなき縁(えにし)

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 232p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784086017145
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

鸞_ロアン_城で、王子の透佶の乳兄妹として暮らしてきた琥古。嫁に行って城を離れたが、透佶に呼びだされ、久しぶりに城へ戻ってきた。実は琥古の本当の姿は便利屋。透佶は、妃の変死について琥古に相談するが…。

内容説明

一年ぶりに鸞城を訪れた琥古は、幼い頃からの知己であり、鸞国の第一王子でもある透佶に相談事を持ちかけられる。彼のもとに嫁いできた〓(チー)国の王女の身辺を探り、透佶を拒み続ける彼女の真意を明らかにしてほしいというのだ。話を聞いた琥古は、気がすすまないながらも一度、王子妃と接触するために王子付きの侍女として夢の宮へと潜入するが…?夢の宮で暴かれる、王子妃の秘密とは―。

著者等紹介

今野緒雪[コンノオユキ]
1965年6月2日、東京生まれ。『夢の宮―竜のみた夢』で1993年上期コバルト・ノベル大賞、コバルト読者大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆり

5
今回の夢の宮は基本的にのほほん系(笑)。この時代の鸞王家は一体どうなってるんだ……まあ皆いいひとで楽しく読めました。本物のお姫様にとことん振り回されるふたりが不憫で、でもそこから生まれた縁ににっこり。なによりヒロインの琥古がのびのび好き放題に生きていて(いい意味で)読んでいて楽しかったー。最初の結婚も、悪くなかったな。あとで知らされた王子様の心境を思うと同情を禁じえませんが(笑)。続編、読みたいです!ふたりが幸せになれるといいな。そういえば『月下友人』のラストもできればあと少しが読みたかったんだよね……。2013/04/01

静間

4
中華風恋愛物語。鸞王家と縁のある琥古と新婚の王子のお話。今回は珍しく主人公二人の恋愛がメインのお話じゃない。だって王子様は別の人と「新婚」だし。琥古はそのお相手の調査をするわけなので謎解きのような雰囲気もある。短編集のような体裁なのでなんとなくお話が中途半端な感じ。でも琥古が思うように生きる様は気持ちがいい。さばさばとした性格の主人公って夢の宮では珍しい。今野さんもあとがきに書いているようにこのままでは物足りなさを感じるお話。続き出て欲しいな。委彗がどう変わっていくのか読んでみたい。2013/04/01

まりい

3
まさに「ここでおしまい?」という感じで…2人の関係が今後どうなるのか、非常に気になります。『夢の宮』シリーズの他作品と比べると驚きは薄かったですが、それでもそれぞれ別の視点から見た出来事が組み合わさって、次第に真相が明らかになっていく構成はとても面白かったです。ほのぼのとした可愛らしいお話でした。2013/05/21

ナイン

3
もともと夢の宮シリーズが好きだったので最近復活して嬉しい限り。今回の話の雰囲気は全体的に暖かくて良かったけれど、消化不良な部分が多々。そしてそれがまた作者さんも自覚しているというところが、最近のゲームのFD商法が頭を過ったけれど……w 続編が出るなら是非希望したいところ。中心人物だけでなく、王や王妃も含めた周辺事情がすっきりする続編が読めるといいなあ。この話はこの話だけで完結はしているので、楽しめたのだけれど。2013/04/02

灯花

3
★★★★☆ カワイイ話だなぁ…。2013/04/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/6590620
  • ご注意事項

最近チェックした商品