出版社内容情報
男装陰陽少女のあやかしラブコメ!
晴れて「お付き合い」することになった真澄と玲雅だが、真澄は「男同士のお付き合い」だと思っているため、いまいちかみ合わない。玲雅は〈託宣の赤子〉を見極めるため、高階家の出産に立ち会うが…!?
内容説明
お互い気持ちを告白し、ついに「お付き合い」をすることになった玲雅と真澄。だが、自分が女だとばれていることを知らない真澄はあくまで「男同士のお付き合い」だと思っており、いまいちかみ合わない。そんな時玲雅は、赤子の見きわめのために高階家の出産に立ち会ってほしいと依頼される。覚えのない口伝を不審に思いながらも赤子を取り上げた玲雅だが、その赤子が突然姿を消してしまい…。
著者等紹介
藍川竜樹[アイカワタツキ]
兵庫県出身。「秘密の陰陽師 身代わりの姫と恋する後宮」で2011年度ロマン大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐっち
17
玲雅がいきなり父性愛に!?物語とはいえ生まれたばかりの赤子が巻き込まれてハラハラ。実光が嫌いになりそう。2017/11/03
しゃちおおかみ
7
まずは、ここまで性別をかくしたまま両思いお付き合い開始に引っ張る力技に「スゴイ・・・」としか言葉が出ない(笑)。天津神と国津神という古代日本神話に繋がった命題が、「カル〇舞う!」とかが好きな自分としては楽しいです。最近気が付いたのですが、真澄の髪の毛、結い上げて毛先が烏帽子から垂れてるんですね。実光がちゃっかり宮廷に戻れてるのが解せない(真相は奏上してないんだっけ?)のだが。玲雅の正体は神のナニカか?。ななつ、も手元にあるけどやっつが出てから一気読みしようか。2013/03/15
梅みかん
6
両想いなのに秘密を抱えてるから、絶妙にすれ違ってしまう。玲雅の父性の勢いが凄い。実光が何を考えているのか読めない。2019/11/17
紅羽
6
赤ちゃんを抱いた玲雅に芽生えた父性愛(笑)何だか彼はどんどん可愛くなっていきますね。真澄がちょっと玲雅の扱いを覚えて手玉に取っていたのが微笑ましいです(笑)しかし真澄と両想いになった事により、どうも関係がギクシャクしてきました。その際の玲雅の乙女な思考がまた笑えます。真澄は真澄で蘇芳に男性同士の恋愛の極意を訊ねるし、その上、自分は玲雅を諦めて実光に任せるって、それでは玲雅泣いちゃいますよ(笑)2014/07/11
みさき
5
ちょっとした言動で照れたり真っ赤になったりしてる恋愛初心者同士の真澄と玲雅。読んでるこっちの方が照れちゃいますv今回は玲雅の喜怒哀楽が楽しかった♪特に父性本能全開!のところとかね(笑)。ラストで格好良く決めたのに、最後の最後で詰めが甘かった玲雅。実光を疑わないところは、彼らしいですけどね。真澄に関しては何らかの方法で身を守るなり助けが来ると思いますが、未遂であっても可哀想です。玲雅、禁酒した方が良いよ・・・。あと、三の姫のお仕置きの内容が気になるわ~(笑)。2013/02/22