出版社内容情報
大人気歴史ロマン、ネパール激闘編クライマックス!!
ネパールの王都に到着した翠蘭は、王玄策から事情を聞き、ギャカルへの出兵を決める。奇しくもそれは、ソンツェン・ガムポの意向に沿うものだった。だが、王城に賊が侵入、ゲンパが姿を消し…!?
内容説明
ギャカルの王位を簒奪したアルジュナに、王玄策一行が捕らえられた。ソンツェン・ガムポは救出の兵を出すか否かの選択を翠蘭にゆだね、熟考の末に翠蘭は出兵を決意する。出兵の準備を進めるなか、翠蘭たちが滞在しているネパールの王宮に賊が侵入し、藩主の女性が殺されるという事件が起きた。さらに翠蘭が保護していた少女が姿を消し、その行方を探っていたゲンパまでもが消息を絶って。
著者等紹介
毛利志生子[モウリシウコ]
龍谷大学文学部卒業後、生花の専門学校、トリマー専門学校を卒業。『カナリア・ファイル―金蚕蠱』で’97年度ロマン大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆん@
26
ラセルがすごく成長していて、翠蘭も王妃としての重要な決定を任されるよう成長していて、得体の知れなかったゲンパも子供好きのなかなか良い人っぽくて、ラセルと仲良くやれそうで、未来は明るい感じがする。皆が翠蘭を信頼して支えてくれるのもたのもしいし、翠蘭が部下や民を大切にしていることも読んでいて気持ちよく、楽しく読めました。 2013/09/01
シュウ
7
翠蘭、立派な王妃になったな。ラセルも王太子として成長している。事件は終わったけど、戦はこれからか。2017/08/19
99
7
ラセルが良い感じに成長してってて読んでてニヨニヨしてしまうv/翠蘭はどんどん王妃(というより王)の風格が出てきたw今回も頑張ってるなぁ~/ゲンパがカルナマヤを見つけて泣いちゃうところ、好きかもvんでもってカルナマヤがゲンパの為に動く所も良かったv…もうお前ら親子になっちゃえよ←2013/01/27
桜花
4
名前ややこしすぎ。国を取り巻く背景複雑過ぎ。しょうがないんだろうけど、物語に動きが出るまで読み進めるのがちょっと大変。途中からは息つく暇もないほどのめりこむんだけど。ナレーンドラ王もなかなか食わせ者。でも賢王だね。翠蘭が女に見えないなんて。それだけ為政者として成長したということか。ラセルも立派に育っていて、不安はイェルカだね。2013/11/03
ほずみずほ
4
翠蘭が色んな人に認められ始めていて、リジム亡き後からよく頑張った!と言いたくなる。ラセルも良い方向へ成長していっていてなにより。放置なイェルカの方が心配だよなぁ(笑)ゲンパもラセルのもとへ行ってくれそうだし、いい仲間になりそう。2013/06/10