コバルト文庫
夢の宮―王の苑囿

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  • サイズ 文庫判/ページ数 226p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784086016568
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

夢の宮に集められた少年達には秘密が!?
鸞国の家臣の息子・翔志は、ある日王宮に連れて行かれる。王宮では、同い年くらいの子供たちが、理由はわからないまま夢の宮で共同生活を送ることに。ある日女の子の麗婀が連れてこられ…。

内容説明

七歳の春、翔志は初めて鸞城に入った。しかし、それは家族との別れを意味するもので…。そうとは知らず『夢の宮』に案内された翔志は、四人の少年と対面する。彼らは、帰ろうとする翔志に「帰れない」と言い、「我々は、王への供物なのだ」と言う。事情もわからぬまま『夢の宮』での生活を強いられることになった翔志はある日、新たに仲間となりともに勉強するという少女・麗婀に恋をして…。

著者等紹介

今野緒雪[コンノオユキ]
1965年東京生まれ。『夢の宮―竜のみた夢』で1993年上期コバルト・ノベル大賞、コバルト読者大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ツバメ

4
最初手に取ったのは薄くて時間がなくても読めそうだったから。文体が耳に馴染んだから。、、しかし、なんなのだ、この作品は。先に述べたように、とても読みやすい。誰にでもわかる丁寧な文章で描かれた世界はとても鮮やかに目の裏に。そしてなにより、その物語は心に落ちる暖かさがある。久々に「ライトノベル」以上のライトノベル、を読んだ。2014/10/24

静間

3
中華風恋愛物語。いつの時代もお世継ぎ問題で揺れる鸞。お世継ぎにふさわしかろうと思われる幼い王族を夢の宮に集めるお話。主人公はその候補の一人。「供物」とは言い得て妙である。彼らは鸞という国の「供物」なのかもしれない。夢の宮を読むと、王なのに世の中のままならない事を嘆いている主人公が多すぎる…。/今回は夢の宮に一人訪れた女の子の正体が解らず、また、人死になどもあったのでミステリアスな雰囲気。後、最初と最後しかほとんど話に登場しないのに、良い所を持って行ってしまう人がいるので要注意。でも、面白かったー。2012/08/31

雪守

2
読み終えてなんだかすごく和みました。2014/08/31

おれんじ2007

2
夢の宮シリーズ、地道に続いていて嬉しいです。何人か挿絵の方が変わってますが、一番好きだったのは波津彬子さんでした。ちなみにお話もこの方のイラストの辺りが一番好きだったかな…。2013/08/05

みつき

2
夢の宮に持っているイメージがあまりハッピーエンドではない。だったので今回も行方不明者、死亡者が出たのでハラハラしていたら無事ハッピーエンドで安心。主人公のまっすぐさや他の少年、王もなかなか良い人であったので後半はその辺りがよかった。しかし一番よかったのが狗正王子!最後にこれまでの真実がわかる所がたまらなかった。翔志の髪を美しいといった理由が王子と一緒だったという繋がりがツボでした。王子が誤解されたままというのは悲しい。2012/10/07

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