出版社内容情報
ついに婚礼! そしてシリーズ堂々完結!!
獣人の王子ティークとの婚礼が近づく中、花嫁のサミュアは、獣人の慣例に則り獣人の谷の奥にある「精霊の座」を訪れたいと言いだした。しかしそこは、獣人の身体能力があってこそ行ける場所で…!?
内容説明
サミュアとティークの婚儀が近づくなか、獣人の谷には各地から異種族・亜人種たちが見物に集まっていた。ティークと交誼のある砂族の王子ヤディとその弟リートもいた。婚儀前の獣人の慣例として、サミュアとティークは精霊の座を訪れることとなる。人の身で訪れるには困難なその場所へ、なんとか辿り着いたふたり。ところが、謀略に操られたリートの企てから、ティークに命の危機が…。
著者等紹介
みなづき志生[ミナズキシオ]
広島県出身。『ハイガールムの魔物』で2008年度ロマン大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダージリン
10
わんこ盛り兄弟・・・とあとがきにありましたが、兄弟エピソードが良かった~!もちろん、ふたりのラブも、このふたりにしては大変甘かったと思います(笑)。幸せな気持ちで読み終えました。2011/12/05
灯花
9
★★★★★ 結婚おめでとう〜!シリーズ読んだ身として感無量です(泣) 式の前に待ちに待った谷の生活。ワンコ兄弟とのさらなる親しみな関係やシュリの花など小さな事柄が色々と関わってきたり。改めて着実にサミュアやティークの、そして周りみんなの関わりが深まる物語が好きでした!優しい完結をありがとうございました∀2011/12/07
椿
8
ティークの兄弟たちがたくさん出てきて、それは面白かったけど。ヤディは、言い難くても弟に、ちゃんと自分の事情を説明して納得させてほしかったよ。なんとなく甘やかしてるうちに、弟が殺人者になるところだったじゃないか~。しかも、王族がよその国の王族の殺人未遂なんて、このまま戦争に突入したっておかしくないんだし。2016/06/27
ゆん
7
終った…わんこいっぱい出てきましたねぇ。ちょっとしたエピソードが心に響く。もうちょっと読んでいたかった様な、これで良かったようなそんな気分。2012/02/14
なりた
6
最終巻。じれった丁寧(?)なじんわり感が好きだったのだけれど。もうちょっと続くといいなぁと思っていたので残念。けどやっぱりよかった。最終巻は糖度増量な気がする。義理兄弟間のあれこれとか親友兄弟間のあれこれとか。マイナの出番が少なかったのも残念。と色々と楽しみなシリーズだったので残念な感想しかでてこないけどいいお話でした。エピローグでの父王のデレが想像できるかも。★★★★★2011/11/29