出版社内容情報
永遠の愛は最低のプロポーズから始まった…!?
ロンドンの下町で看板描きをしていたルルは、借金取りに追われていたところをベリック子爵アーサーに救われる。が、彼は突然、ルルとの結婚を宣言。ルルは、爵位を巡る陰謀に巻き込まれることに…!?
内容説明
ロンドンの下町で看板絵描きの仕事をしていたルル。貧しいながらもひたむきに生きてきたが、ある時、育ての父の借金のカタに売られそうになってしまう。危ないところを救ってくれたのは、天使のような金髪のベリック子爵・アーサー。だが、なぜか彼はそのままルルを屋敷に連れ去り「君は私の花嫁になるのだ」と一方的に結婚を宣言!!戸惑うルルは爵位をめぐる陰謀に巻き込まれることに。
著者等紹介
花衣沙久羅[カイサクラ]
2月15日生まれ。福岡県北九州市出身。東京在住。1993年スーパーファンタジー文庫『戒―KAI』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
秋製
20
これは少女向けですね。(笑) ロンドンの下町で、健気に家計を支える少女ルル。ある日借金のかたに売られたといって、人相の悪い男達に取り囲まれてしまいます。その場を何とか逃れても、追っ手から逃げ切れず絶体絶命に。そんなとき、偶然ぶつかった青年にルルは助けを求めます。その出会いからルルの人生が変わっていきます。2013/03/02
夜の女王
4
☆☆☆ 海外のヒストリカルロマンスのジュブナイル版て感じのこのシリーズですが、こっちのほうが断然面白いです。読みやすいってのもあるけど、ワンパターンな海外物のヒロインに比べてキャラが多彩で飽きません。唯一物足らないのは、あっという間に読み終わってしまうこと。2011/11/15
さら
4
今回は相手の方が先に主人公に想いを寄せるパターンなのかな? アーサーの心情が最初からわかるので、終始にやにやでした。そういう点でいつものドキドキは少ない傾向にありました。でも、お互いに距離が縮まらないじれったさがなんともよかったです。2011/11/01
punto
3
ヴィクトリア朝モノとして楽しみました。足首を見せるのがタブーだったとは知らなかったです。かなり甘いので、通勤途中の読書には適さなかったかも(笑)。かなりすいすいとうまくいってしまいますが、とにかくハッピーエンドで満足です。2016/12/22
チョコ
3
ハーレクインってこんなのかな~??とか想像しつつ、二人の思考回路のずれっぷりにウケてしまった。そして、前巻のアリスとガイが出てきててその点が一番喜んでしまった・・・。2011/10/02