内容説明
弓の使い手の少女・神流は、奉り田の見張りを命じられた。田が荒らされ、悪神―禍津日の仕業ではないかとの噂だったが、河で拾われた神流には、神の加護があるといわれていたから。その夜、鹿の姿をした禍津日が現れ神流は求婚されるが、真っ白な狼に助けられる。後日、里に来た県主の使いが、暴虐と噂の王子・豊城が新しく侍女を探しているという。その豊城は真っ白い狼を飼っていて―。
著者等紹介
本宮ことは[モトミヤコトハ]
講談社X文庫ホワイトハートでデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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きーみん
7
読み切りとばかり。まさか続きものだったとは。。2011/01/02
更紗
5
最後の展開が、何となく田村由実さんの「ビショップの輪」に似ていると感じました。 古語がたくさん出てきて、ちょっと難しかったけれど、私には好ましかったです。 二人は幸せになれるのか、次巻が楽しみです。2012/01/13
chiwa
4
やっと2人の気持ちが通じたのになんで・・・早く続きを読みたい。2010/12/21
deltazulu
4
銀金のような雰囲気の始まりにワクワクしてたら、王子が無駄に色っぽくてどうしようかと思った。若干雰囲気が変わっちゃったのは、残念だけど、傲慢なようで弱さを持つ彼が気になって……という展開がいい。しかもあのラスト!切なくなる感じがたまらない。早く続きが読みたい。2010/11/30
火烏
3
勾玉っぽいな~と思いながら読んでるとレディ・ホークを思い出させる設定になってきたな2010/12/09