内容説明
ハルセイデスとシーカに合流したカイたちだったが、シーカの変貌に戸惑っていた。火に焼かれてもヤケドせず、水にもおぼれず、食事をしなくても生きていけるが、自我が消失している―そんな存在となったシーカを守り、隠れて暮らしていた小屋を、闇の勢力が襲った!ハルセイデスも奮闘するが、多勢を前に剣は折れ、シーカともはぐれてしまい!?「黎明の使者団」の旅、ここに終結。
著者等紹介
樹川さとみ[キカワサトミ]
1967年1月24日、鹿児島県生まれ。佐賀大学教育学部教員養成課程卒業。1988年、第1回ウィングス小説大賞入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ダージリン
10
黎明の使者団がみんな無事でよかった!でもそこで終わりなんですか~、シーカとハルセイデスの諸々を見たかったんですけど(笑)2010/10/08
まりもん
8
ハルセイデス団長が必死に守ったシーカ総長が遂に闇の司祭達のもとに連れ去られてしまった。 偶然なのか出逢ったレイヴェやアスティル、そして危機を助けにきたドゥルガは何だか本当にピンチを救いにきたようだ。 最後に闇の神と光の神の戦い時にもと団員が揃い、結束してシーカを取り戻すなんてちょっと格好良すぎるよ。2012/03/30
透馬なごみ
6
あれ…最後はシンドーパパで終わるんじゃないの…語り口調シンドーパパって期待してたのに…!まさかのノールソールだよ…!終わり方も多分多分多分シーカ姫が目を覚ましたんだろうけど!けど!ということは17歳のまま眠って12年ってことはハルさん今は少なくとも30過ぎか…17と30過ぎか…。色々と駆け足だった感が拭えないのと、とりあえず世界は救われたのはわかったけど、アスティルの呪いが解けたってことは闇の司祭とクオーリャは死んだと思っていいのかしら…公会議もどうなったのやら。≫2015/03/20
雨蛙
6
こんな形でエンディングになるとは予想外だった。怒涛の展開だっただけに、もうちょっとページがほしかったので、補完の短編集でも出ないかな。シーカのセクハラもなくて物足りなかったし。2010/10/13
なぷ
5
目覚めの挨拶は尻触りだと信じている。正直駆け足すぎる展開だったが、それでも面白かったと思える。あのラスト近辺の感触は好みなのだ。しかし、ハルさんが20歳ということを思い出すとその苦労っぷりに涙出そう。やだよこんな20歳の日々。穏やかな30代を迎えられたようで何より。2011/01/06