内容説明
いよいよ甘い新婚生活もスタートするのかと思いきや、すれ違ってばかりのリディアとエドガー。そんなある日、真っ黒な妖精が黄金色の透明な石をリディアのもとに届けにきた。「妖精国」の地図が隠されたペンダントの石と同じ石と知って、リディアは黒い妖精の行方を追いかける。一方エドガーは、青騎士伯爵の子孫が描いたという絵を入手すべく、何やら怪しげなオークションに参加するのだが!?―。
著者等紹介
谷瑞恵[タニミズエ]
2月3日生まれ。三重県出身。『パラダイスルネッサンス』で1997年度ロマン大賞佳作入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しゅわ
30
【図書館】シリーズ第19弾は新婚生活編…という感じかな?妖精国(イブラゼル)の地図の謎を解こうとがんばるリディアと、青騎士伯爵の子孫の絵を入手しようと画策するエドガー。微妙にすれ違ったまま、鏡の世界に取り込まれてしまったリディアを助けるべく奔走するエドガーですが、全身キスマークは…ねぇ(苦笑)抜け殻状態でリディアを取り合うエドガー&ロタに振り回されるポール…という図式が最高です♪ ラストのケルピーとエドガーの短い会話…ケルピー好きとしては切なさ倍増でした。2016/10/23
やまこ
25
元たらし魔のエドガーが際どい嘘をついて、リディアの信用を無くす始まりに「この20巻近く読者だって学んでるのに当の本人が忘れてるなんて!あんたの嘘無くすだけでかなりスタイリッシュな物語になるわ!」とロタと共にキレたい。友人で紳士な妖精のニコに頬ずりしたいと思っていたり、紳士の身支度のために手鏡持ってるレイブン最高かよ。リディアを怒らせろ、とエドガーの命令にマジで的確すぎる怒らし方をしてエドガーが逆に焦る事態は爆笑。リディアも夫婦なんだから意地張らずにエドガーと仲良くしてほしい。当て馬ケルピーが切ないぜ。2019/03/01
ミホ
22
伯爵と妖精シリーズ19冊目。ハネムーンから帰ってきてまた日常が戻ってくるかと思いきや相変わらず思い合ってるのにすれ違う2人。なかなかずっと仲良しこよしは難しいから分からないでもないけど、伯爵は元女性大好きだからね…そこ必ず小ネタのようにでてきてますし。リディアもお仕事人間だから。でもやはりなんだかんだ思い合ってるのでというシリーズ。今回は妖精の悪戯により思わず心の内が見えたリディアでした、可愛かった。伯爵は変わらないのね!わかってたけど(笑)2019/02/03
みぃー
14
新婚なのに微妙にすれ違う二人。同じ家に暮らしていながらタイミングがずれると顔を合わす機会がなくなるってどんだけ広いんだろー。伯爵邸って。前から思ってたけどロタとポールってもう出来てますよね?2013/05/11
megu
13
再読。新婚生活がスタートしたばかりなのに、すれ違ってしまうリディアとエドガー。揺れ動く想いに不安になりながらもエドガーを信じたいリディアと、心を委ねてくれているリディアの気持ちを大切にしたいと気付くエドガー。2人の細やかな心理描写がとても良かった。鏡の迷宮に迷い混んでしまったけれど、夫婦のチームワークと周りの助けも借りながら見事解決。そして少しずつ動き出してきたロタとポールの恋模様。再読ではあるけれど、忘れている部分も多いので今後の展開が楽しみ。2022/07/06
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