内容説明
紅薔薇さまである祥子と黄薔薇さまである令も、ついに卒業する。卒業生の胸に花をつける係としてお姉さまのいる三年松組を訪れた祐巳は、祥子からあるものを渡されて…!?一方、菊組の令に花をつけるのは、由乃ではなく田沼ちさとで!?元薔薇さまの聖・蓉子・江利子もリリアン女学園に集合し、それぞれの思いを胸に、今、別れのときを迎える。「さようなら、お姉さま」。
著者等紹介
今野緒雪[コンノオユキ]
1965年6月2日、東京生まれ。『夢の宮 竜のみた夢』で1993年上期コバルト・ノベル大賞、コバルト読者大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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本木英朗
14
紅薔薇さまである祥子と黄薔薇さまである令も、ついに卒業する。卒業生の胸に花をつける係としてお姉さまのいる三年松組を訪れた祐巳は、祥子からあるものを渡されて……!? 元薔薇さまの聖・蓉子・江利子もリリアン女学園に集合し、それぞれの思いを胸に、今、別れのときを迎える。「さようなら、お姉さま」――という最終巻である。ちょっと瞳子が少しだけしか出てこないのが、物足りない。でも総じていうならば、90点第かな、ウフフ!! 大満足でした。またいつか1巻から読みたいぜ!!2025/09/05
そばかす♪
13
一応、マリア様がみてるのメイン姉妹(祥子さまと祐巳)の祥子さま卒業で、このお話はここまでだそうです。祐巳と瞳子の姉妹も見てみたかったけど...きっとないのね。それでも仲間への信頼や厚い友情、姉妹の固い絆は変わらずに続いて行くと感じさせれくれる。しばし懐かしい時代にタイムスリップさせてもらえて楽しかった。2014/07/27
kitten
10
マリ見て再読。33冊目で本編の最終巻となる。先代の薔薇様たちまで登場してのオールキャスト。白薔薇さんファミリーも、黄薔薇一家もいい感じだけど、この物語はやっぱり、祥子と祐巳の話なんだな、と思う。シリーズを通して、祐巳の成長ぶりが凄まじい。立派な紅薔薇さま。そして、祥子も。祐巳に引っ張られてどんどん素敵になっていく。何の取り柄もない平凡な女の子が、自覚なく周りを引っ張っていく話だったんだなあ。あとは、短編と番外編が残ってるから、そこは年内に。2021/11/22
苗@中学3年生になりました
10
最後の最後の最後に菜々が出てきてついに・・・。よかったー!2018/02/17
葵@晴読雨読
8
卒業式。答辞と送辞という言葉が懐かしい(^_^)v令ちゃんがちさとさんを追いかけていくところも好き(^_^)v2013/07/22
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