内容説明
彼女にリボンを結んでもらえば願いが叶う、といううわさのある女学生・可也。「結ぶ」ことに特殊な能力を持つ彼女の前に、「解く」能力を持つ謎の美青年・アマネが現れ、可也は先祖が作ったという、帝都を守る結び目を探すことになる。同じく結び目を探す男・行宗は、「断つ」能力を持っているらしい。三人の能力には、はるか昔の悲しい恋が深く関わっていて…!?大正浪漫ファンタジー。
著者等紹介
岡篠名桜[オカシノナオ]
9月21日大阪府生まれ大阪府育ち。『空ノ巣』で、2005年度ノベル大賞・読者大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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氷風
3
「結」「解」「断」 日常のささいな「結び」の所作なのに、可也にかかれば素敵な思いを託すコトに。 それにしてもまさに大正ロマンですよ!!ホント改めて好きvおしゃれでモダンで、でも陰りがあるこの感じがたまりません。それに・・・断髪も凛々しい女子学生って感じで憧れます☆ でも、ちょっとヘタレな行宗の必死なセリフには思わずココロをがしっと捕まれちゃった(笑 ぜひとも可也のココロも捕まえるべく頑張って欲しいなぁって。でもこの距離感もすきだけどv2010/07/23
王朱
1
詳細は忘れたけど、結構面白かったっていうのと、確か主人公、人のを結ぶのは得意なのに、自分のを結ぶのはからっきしダメっていうのが、占いみたいな感じって思ったのは覚えてる。2012/07/27
YUTAN
1
結び目には、神様が宿っていると、聞いた事ことはあったけど、そんないわれがあったとは。ムスビの一族の娘・可也と、断師・行宗、解師・アマネのお話。大正ロマン☆ハイカラさんの世界。惹かれます。2010/09/23
ぼう
1
この作者の作品は、コバルトによくあるキャラ萌があまり見られないと思う。そんな作者の当作品、「結び」や「断ち」といったキーワードがおぼろげながらも、スケールが大きくかつ魅力的なキャラクターたちの登場で素敵な作品に仕上がっていた。ちなみにわたしは今後、常世さんの活躍に期待している。2010/02/13
punto
0
やっぱコバルトには落ち着きがある2010/05/10