内容説明
外国のスケベオヤジに売り飛ばそうと美少女たちをのせた“人さらい船”に、総長シアシーカもとらわれの身となっていた。団長ハルセイデスを筆頭に「黎明の使者団」は船を急襲!無事、救い出すことに成功する。解放された人質の中に、男装した女騎士もいた。その名はアスティル。プラチナブロンドに印象的なブルーの瞳をもつ美しい女性。しかし、“自分は女性ではない”と主張しだして…。
著者等紹介
樹川さとみ[キカワサトミ]
1967年1月24日、鹿児島県生まれ。佐賀大学教育学部教員養成課程卒業。1988年、第1回ウィングス小説大賞入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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まりもん
7
本部の方も怪しい動きが出てきたようだが権力競争か? 今回の新しい人物は呪いを受け男性で身体を女性にされているという公爵。 その人物を助ける為に嫌々動くハルさん。本当に面倒事が嫌いなのか、総長が面倒を起こしそうでやっかい事に関わりたくないのか・・・両方だろうな。団のメンバーも個性を発揮してそれぞれの役割をちゃんとこなしているので、団結力は以前よりよくなった。2012/03/21
cgatocairb
4
B「あ、あの武装派宗教団体っ」と人身売買組織には怖れられるミトラーダの実績が知りたいな。年長組の実力が徐々に明らかに。団長の弱点と「弱みをにぎられるのがイヤなのではない。弱みを見せるのがイヤなのだ」という強さ。不器用で厳しいアスティルへの対応とかっこいいな。今回の婚約者がなかなか良かった。素敵おじさま司令官と閣下のやり取り。司令官と比べると閣下、余裕がな〜い。2014/11/18
きゅう
3
ドゥルガ好きだけど腰ミノだから登場人物紹介に出てこないだろうな…。2012/11/27
透馬なごみ
2
ハルさんとシーカ総長様の脈絡のあるのかないのかよくんからない会話が今回も楽しかった。新たなメンバーを迎え、一行はますます賑やかになるのが楽しみ。ハルさん、次はどう脱ぐのかしら。2014/08/22
高槻かなた
2
変人シーカだけどたまにシリアスというか今後の伏線みたいなのが入るのが読んでてわくわくします。今回の話は皆が相手のことを勝手にこの人はこうだ!と思い込んでるのと実際の本人との齟齬が生んだ事件って感じでした。怪我をしたハルをシーカが心配するシーンが印象に残りました。2012/03/13