内容説明
依頼人のもとに届いた結婚式の絵には、死を予告するかのように享年が書かれていた。東北に伝わる「冥婚」の風習が関係しているらしい。探偵の的場竜介は、歴史家・結城晴信に相談するが、同じように絵を送られた男の変死体が発見されて…?(ムカサリの罠)。結城への想いを自覚した的場は、彼との縁が欲しくて、悩んだ末に、妹の彩子に結婚を申し込むが…(澪つくし)。他一編収録。
著者等紹介
藤堂夏央[トウドウナツオ]
京都の某私立大学を卒業後、高校講師などの職を経て作家に。96年、花丸ノベルズ(白泉社)よりデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。