内容説明
元治元年(一八六四)九月。佐久間象山の息子であり、勝海舟の義理の甥にもあたる三浦啓之助が、新選組に入隊した。暗殺された父の仇討ちを目指す啓之助のため、剣の指導を任された沖田総司だが、出会った瞬間から奇妙な違和感を覚える。何かが歪んでいるようで不安を感じていたある日、彼が松原忠司に斬りかかり…!?(第二話・覗きからくり)幕末を駆け抜けた新選組番外編、他三編収録。
著者等紹介
藤堂夏央[トウドウナツオ]
4月1日生まれ。京都の某私立大学を卒業後、高校講師などの職を経て作家に。96年、花丸ノベルズ(白泉社)よりデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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らる
10
読友の明里さんに借りて読みました。これは番外編で短編集になっていました。本編全体を通しては、とても読みやすく入り込みやすく、歴史系を読みなれていない私には丁度いい作品でした。みんながかっこよくて惚れてしまいそうに。貸してくださった明里さんには感謝です^^2014/10/25
フキノトウ
10
「覗きからくり」松原忠司さんの話が読んでて辛かった。明るく豪胆な彼の最期が、哀しかった。その分、三浦に対する腹立たしさが増幅しました。このシリーズは、総司と土方の掛け合いが大好きで読んでたんですが、実際にはそんなエピソードや史料は、ほとんど無いと知り、愕然としました。でも、そんな史料が少ないだけかもしれないと、思うことにします^^2013/12/07
小雀✡犬成分が補充されました✨
6
番外編です。今回は新たに近藤、斉藤視点からの話あり。特に近藤サンの話は切なかったなぁ…。新選組の話を読んでると、近藤勇投降後の話って割とあっさり片付けられてる事が多くてね。近藤勇の気持ちを語っている辺りが特にグッときました。 一クンの話は笑えない笑い話みたいな感じですかね(笑)総司より二つ歳下なのに、全然大人ですやん!格好いいなぁ♪2014/02/04
nono
2
新撰組シリーズ番外編。語り手が土方さんや沖田クン以外の近藤局長や斎藤さんも加わる。あと「八重の桜」の八重の兄も出演。2015/09/27
たていす
1
読了。2013/12/16