内容説明
二色の瞳と額に赤い痣を持つ少女・クラウディア。彼女はその容姿から王太子の婚約者にと望まれ、聖王女の称号を与えられた。だが、聖王女ゆえに咎められることを知らないクラウディアは、家庭教師・ベアトリスと出会うまで我侭に育っていく。そして、貴婦人としての教育を受けはじめて数年後。姉・セイラとともに向かった森で、クラウディアは二人の騎士と最悪の出会いを果たして…。
著者等紹介
金蓮花[キンレンカ]
3月20日、東京生まれ東京育ちの在日朝鮮人三世。朝鮮大学師範教育学部美術科卒業。1994年5月『銀葉亭茶話』で第23回コバルト・ノベル大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Natsumi
4
図書館
みとん
2
『砂漠の花』の曾孫世代のお話。セイランダの生まれ変わりとして、ちやほや甘やかされ放題のわがまま放題に育った聖王女(この時代には「聖痕の乙女」という言葉はない模様)クラウディア。「レティシア」のいたクラウディア修道院の名前の由来になった聖女様です。ヒーローはイリスの上を行く、最低男。クラウディアを傷つけることしかしてない気がする。なんかDV夫になりそうなタイプです。他愛もないことでブチキレて暴言を吐く、我にかえると少しは優しくなる。こんなオーリのどこがいいんだか・・・。家庭教師ベアトリスが素敵です。2015/07/04
みとん
0
わがままプリンセスの聖王女クラウディア。今回の乙女はけっこう好きな方。ウジウジしないし、頭もいい。小さい頃は微妙だけど、家庭教師のベアトリスの教育の賜物で、素敵なレディになるとことか素敵だと思う。演技とかじゃなくて、その行動の意味とかもきちんと考えて身に付けていくとことか。なので、あまりに進歩のない暴言王太子オーリが最低人間のようにしか映らない。あんな暴言はかれたら、心病むよ。結婚しても絶対幸せになれないと思う。そんなやつのどこが好きなのか、ちょっと理解できない。次の巻で挽回できるかなー?
punto
0
追記。2009/01/03
蒼吉@読メ再開しました
0
私が知っている中で、一番わがままなスンバらしいヒロイン。そして、最強に最低な王子様。でも、この作品がシリーズの中で一番好き。もう、成長や変化が可愛い。2012/06/07