内容説明
ミシアは復讐するために王宮にやってきた。八年前、自分を子ブタ扱いした少年はアドルファ・オレン。屈辱をバネにミシアは美しく生まれ変わった。だがいま目の前に立つその彼も腹が立つほど綺麗なオトコに成長し、面差しには陰りをたたえる。「むかし、あなたに対してひどいことを言った」再会に際してアドルファはミシアに謝罪した。幼いころとはまるでちがう彼にミシアの心は波うった。
著者等紹介
樹川さとみ［キカワサトミ］
１９６７年１月２４日、鹿児島県生まれ。佐賀大学教育学部教員養成課程卒業。１９８８年、第１回ウィングス小説大賞入選
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感想・レビュー
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けろり
17
懐かしいの一言に尽きました。昔貪るようにコバルト文庫を読んでいたことを思い出しました。2025/02/10
でんか
6
蔵書整理で再読中。シリーズ連作ものの1冊目。これ単独で読めます。おそろしく王道な恋愛もの。じれったくて、主役二人の背中に後ろからけりを入れていいだろうかというぐらいだ(笑)。ちょっとした宮廷陰謀劇やら親子の葛藤などもございますが、とりあえずどうやっても幸せになるんだろう！ってぐらい一直線で分かりやすい展開でございます。2017/11/07
静間
6
恋愛少女小説。コンプレックスの塊なミシアと元毒舌家のアドルファー。ミシアは幼いころのコンプレックスの原因となったアドルファーに仕返しを試みるが…。この二人のじれじれを悶えながら読むお話。両思いなのにねーって言う所からの引きが凄い。きゅんきゅんするお話。戦争・負傷で人が変わったアドルファーのキャラクタが秀逸。さすが樹川さん。ただ、恋愛が中心の話なので兄の失踪とか腹黒国王の件とかがやや駆け足。そして二つのストーリーの温度差が凄い。ただ最近のお話は悪役が悪役っぽい事が少ないので、またこんなお話読みたいなと思う。2013/01/31
まりもん
6
再読。領主の娘ミシアが主役なのだが、子供の頃自分をバカにした伯爵の息子に復習する為に綺麗になって王都にやってきた。しかし、彼は戦争に行った後、すっかり性格が変わって優しさを学んでいた。この２人の恋の話はお互いに独特の考えで相手の言葉の意味を考えているので、なかなか本当に言いたいことが上手く伝わらないのがポイントだ。2012/04/29
茅瀬
5
凄く好きでした！残りの3冊含めて全部好き！
