内容説明
元亀四年夏。カイは琵琶湖を臨む佐和山城にいた。ここから北に五里、そこには織田信長と対峙する浅井長政の小谷城が建つ。武田信玄亡き後、信長は巨大な安宅船を建造、将軍義昭と争い、畿内一円を支配下に治めんとしていた。蝉時雨の中、雲恵とともに物見櫓に立つカイは自らにとって最も大事な物を問い、真っ先にテンの顔を思い浮かべる。その時、将軍が信長に降伏した由の報せが届いた。
著者等紹介
藤原真莉[フジワラマリ]
1978年1月8日生まれ。福岡商業高等学校卒業。『帰る日まで』で、’95年上期コバルト読者大賞受賞
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感想・レビュー
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咲穗
9
雲恵と再会し、信長の元でルイスを探すカイ。 徐々にルイスの求める救世主の全貌がみえてきて… ついにテン、カイ組が守り、じゃなくて攻め、になった気がする!2021/12/21
凪子
4
テンとカイの静かな様子がたまらなく愛しい。2017/08/15
ゆきこ
4
「姫神さま」22巻目再読。今回も内容盛りだくさんでした。本当に望むものは手に入れられない信長・・・。なんだかせつないです。テンと平三の絡みもせつない・・・。2016/04/04
紅羽
4
小谷落城を経ていよいよ物語が動き始めました。今回ちょっとだけ過去が垣間見れたルイスの真意はどこにあるのでしょう。しかしハルさんこと、安倍晴明さん。この本編で初めて奥さんの事を語ったのが驚きでした。テンがハルさんの頭を撫でてあげるシーンが好きです。2015/02/03
いんちょ
0
2005-0604-165.2015/05/05
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