内容説明
ポムグラニットは見習い魔女。まだ修行歴半年で、故郷のお祭りには家に帰りたいお年頃。だがそれには“魔女らしいことができたら”という、師匠からの宿題をクリアしなければ!彼女は町の噂で、十三人の義姉に日々いじめられているというレギ伯爵の末娘を訪ねる。しかし噂は真っ赤な嘘で、末娘のマダーとポムグラニットは仲良くなるが、マダーには町の噂以上にとんでもない秘密があって…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
らじこ
13
文章量が少なくあっさりした漫画っぽい文章にテンポのいい会話で読みやすい。キャラも好感が持てるし最も苦手な愛憎劇を含んでいるわりにタッチが軽く、ややおちゃらけたところがあるのも面白い。ただ時々どうしてこうなった?というような騒がしい展開の中おいてけぼりになってしまう。描写が乏しくキャラの感情、特にポムグラニットとアザーの感情の変化がやや雑で唐突に感じることと、情景が浮かびにくいところ、誰が誰の言葉かわからなくなりやすいところが非常に残念。設定の説明ももう少し欲しかったかな。2014/11/28
さわこ
7
再読。よかったり悪かったりする魔女を目指すポムグラニットが主人公。個性豊かな面々。こんな人たちと一緒に旅するのおもしろそう。★★★★★2017/03/13
里中
6
野梨原さんの描くヒロインはまっすぐで強いなって感じます。サバサバしててズバッと言うけど、決して嫌味にならないんです。一緒にいると前向きになれる。周りも良い具合に適当な大人達で、やり取り見るの好きだなぁ。出逢って動き出した物語がどうなっていくのか楽しみです2010/05/04
ユウ@八戸
5
何回目かわからない再読。何度読んでもマダーは天然タラシだし、ポムグラニットは可愛いのにかっこいい。サクッと読めてほんわかして、不思議と爽快なんです。…しかしこれ、発売からもう10年も経ってるのかぁ。ファンタジーということも相まってか、あまり古さは感じないんだけどなぁ2014/08/20
つどい
2
ちょーシリーズの野梨原さんの作品っ。ファンタジー?って、あんまり読まないんだけど、この人の作品は読める。だいぶ前に図書館で借りて読んで、一気にシリーズ読みきったんだよなぁ。で、欲しくなって購入。1から読みはじめてる。それぞれ個性的なキャラクターばかりの中で、誰が誰とくっつくの!?って言うのが楽しみやった。続編も読んでいこー!!2016/05/24