内容説明
精霊が支配するネットワーク都市ライブラで代行屋を営むサキ、カイ、ジュラの三人は、新興宗教『神精鬼道会』の教祖カルマの護衛を依頼された。カルマは、対立するロック系宗教団体の『テイルズ』から攻撃を受けていたのだ。テレビ番組に出演するカルマに付き添ったサキたちは、手のひらから火球を放つ少女に襲撃された。だが、そこに、サキの幼なじみの少女・ユノーが現れて…。
著者等紹介
竹岡葉月[タケオカハズキ]
1979年8月10日生まれ。大正大学文学部卒。大学在学中に『僕らに降る雨』で1999年度ノベル大賞佳作受賞
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MAMI.
3
★★★☆☆2019/10/17
織花
2
壊れたまちで、信じられるものは何か。他人か、己か、力か、絆か。親愛の情を盲目と見るか清らかと見るか。分岐点はいつのまにかある。『代行屋オフィス・サイズ』が繰り広げる、スペクタルファンタジックコメディアクションの第二段。再読。ノリと暴れっぷりと大胆さと不敵さとどうしようもないやるせなさが相変わらず気持ちいい読後感。ユノーのあれは今読も騙されたり…3人それぞれの考え方や、インチキ教祖様の外れっぷりとあの真相はかなり楽しかったです。テルかわうい。次で打ち止めでしたが、読むの楽しみです。2012/05/26
はち
1
インチキ教祖様と代行屋のお話。読了後の切なさは竹岡さんらしくて好きです。2018/10/19
杏仁豆
0
10年以上前に読んでいて大好きだった竹岡先生のコバルト時代のシリーズの1冊。本当は2巻目なのですが1巻が発見できず(汗)…竹岡先生はコバルト時代が1番面白かったです。特にこのシリーズは大好きだったんですが、3巻を最後に出てないんですよね(/_;)…表紙3人の暮らしっぷりは最初の巻、転機は3巻で書かれていて、3人の外側の世界が少し見えるのがこの巻。面白かった。3巻と、見つけれたら1巻も再読します!2017/09/06
こんこん
0
今度は「絆」の対比かなあ。信じること、裏切られること。そして、諦めないこと。裏設定的な部分もちらりと顔を出してきて、三人の絆、は今後もテーマに……といいたいところなんだけど、三巻から先が……2010/06/09