内容説明
高校三年生の暮林小鳥は母親と二人暮らし。だが、母の再婚が決まった直後、母が自宅で凍死してしまう。呆然とする小鳥のもとに、カナダ人の青年カイルが現れた。十八年前に死んだはずの父親が、実は先日まで生きていたというのだ。一カ月前に死んだ父はカナダで恐竜の化石を発掘しており、小鳥に数億の価値の化石を残していったという。戸惑う小鳥だが、その直後何者かに命を狙われて…。
著者等紹介
毛利志生子[モウリシウコ]
11月7日生まれ。広島県在住。龍谷大学文学部卒業後、生花の専門学校、トリマー専門学校を卒業。『カナリア・ファイル~金蚕蠱~』で’97年度ロマン大賞を受賞
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感想・レビュー
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Natsumi
5
図書館
punto
0
追記。2008/02/09
こんこん
0
どこか欠落したような、けれど切実な何か。完全ではないが故の愛おしさ。2012/05/08
なつき
0
妙に好き。犯人の動機は微妙ですが、人物配置や設定、キャラの性格など好きです。
PIPI
0
推理小説といったらいいのでしょうか。超能力や、異形のものが出てこないのが、いいのですが。ただ、奈津子が怪しいというのはわかっていたのですが、動機がいまいち弱いと思っていました。最後に隠し球を出すなどとは。ただ、後半、仕掛けがあからさますぎて、どうしたって、逮捕されるでしょ。自分としては、こんな無防備な家に住む気はしませんが、田舎だったら、ありでしょうか。遺産の額が大きすぎて、現実味がなさ過ぎです。2010/04/21