内容説明
初恋に悩むキツネの精霊レイ子。その相手とは、札屋の店主・一蓮だった。しかし、彼女が彼に恋するのは「精霊界の禁忌」。他の誰でもない、一蓮だけは惚れてはダメなのだ。そんなわけで、さんざん悩んだレイ子は想いを断ち切るため、札を創ってもらうことにした。『レイ子二度とコイに患うことなかれ』と。一蓮がそれを書いた直後、彼は突然昏倒してしまい、京都の結界までもが崩れ始めて…。
著者等紹介
さくまゆうこ[サクマユウコ]
11月22日生まれ。1999年度ロマン大賞佳作受賞
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