内容説明
炎将が伽羅王・忍に仕掛けた作戦。それは周囲の人間の内奥を泥と化し、忍の術力を妨げるというもの。希沙良、十九郎、冴子が次々と泥に感染していく―。しかし泥化が完了する前に、炎王と伽羅王は直接対峙することに!忍は、天冥の剣を朱雀剣と重ねあわせ、伽羅王の力を抑える。斎伽忍として炎将に向かいあった!炎将VS.伽羅王、最終決戦の時が、刻々と近づきつつあった。
著者等紹介
若木未生[ワカギミオ]
1968年12月2日、埼玉県生まれ、都内在住。早稲田大学文学部中退。1989年4月『AGE』で、第13回コバルト・ノベル大賞佳作入選
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
扉のこちら側
19
再読。2014年739冊め。生きること、死ぬこと。続くこと、終わること。2014/09/14
永山祐介
8
うわ、なんかとても面白い。ここ最近オーラバスターあんまりのめり込めなかったのだけど、今回のは実になんか素直に楽しめた。多分一番大きいのは、春名子が嫌いじゃなくなったからだと思う。なんだか、あまりに愚かで、でも欲しいものはきっと一つで。だんだん切なくなってきたのでありましょう。2002/10/07
チカチカ
7
再読。ハイスクールオーラバスターシリーズ・炎将の最期。初読時は嫌いだった春名子が、とても健気な猫のようで可愛らしく思えて、経た年月にため息をついた。雷将の言葉『ひとときのキオクが、永久の形見だ。……われらに墓碑はない』切ない。2016/04/04
ryuetto
5
おお、ブレネリ。あなたのおうちはどこ?♪ と、渋谷の街をうろつくパープー娘に歌わせておいて、 あなたのおうちはどこ? あなたのおうちはどこ? ブレネリはおうちにいない・・・。 と、続けるところが若木未生の好きなところかな。 オーラバスターは、いつも物語全体にそんな切なさが漂っているから。 ラストシーンはさすがにちょっと泣けました。弱いんだよ、こういう話。永遠の娘というタイトルの意味も・・。 2002/10/29
扉のこちら側
5
初読。炎将倒る。2010/01/22
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