内容説明
十五歳の一成にとって、人生は苦すぎて飲めないコーヒーのようなものだった。そして、憧れの叔父の実咲は、甘くてほろ苦く舌でとけていく極上のチョコレートのよう…。エリート建築士への夢なかばで故郷へ戻ってきた実咲に家庭教師をしてもらいながら、一成は彼の切ない笑顔に、香りに、体に、誘われるままおぼれていく。叔父と甥という禁じられた関係がたどりつく、ビターな初恋の物語。
著者等紹介
江上冴子[エガミサエコ]
1970年生まれ。群馬県前橋市出身。県立太田女子高校を経て中央大学法学部卒(通信課程)。1994年に小説誌でデビュー
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