内容説明
天埜市にある天門学院中等学校。夏のある日の早朝、二年生の遣使翔は、学校への道を駆けていた。前日のことが気になっていた。夕方、同級生の羽栗翼に校庭に呼びだされてから、寄宿舎にもどるまでの記憶がまったくないのだった―。校庭には、学院のブレザーを着た少年が横たわっていた。頭部は真紅に染まっている。翼は、謎の転落死を遂げていたのだった!集英社ロマン大賞入賞作品。
著者等紹介
鷲田旌刀[ワシダセイトウ]
1970年のバレンタインデー、群馬県前橋市に生まれる。県立前橋高等学校から中央大学法学部卒業後、地元紙で新聞記者として働く。『つばさ』で2001年度ロマン大賞佳作を受賞
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