内容説明
大手ホテルグループの実権を握る父のおかげで、二十歳にして働きもせず、優雅に読書三昧の日々を送っている高山鏘。外国人モデルの恋人ともラブラブ状態だし、親がちょっと文句をいう以外は極めて平和な生活である。ところが妹が通う高校の文化祭で、女生徒の首吊り死体が発見された。たまたま遊びに来ていた鏘は、死ぬ直前の彼女を見かけていたのだ。しかも事件はそれだけではなかった。
著者等紹介
ユール[ユール]
大阪府出身。1975年7月8日生まれ。『ぼくはここにいる』が、2000年度ノベル大賞佳作・読者大賞をW受賞
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