内容説明
大学で考古学を学ぶ勇哉は、母の再婚でできた義兄、忍と二人暮らし。美形で優しい兄に憧れたのもつかの間、本性を現した忍は男女問わず恋人を渡り歩く冷たい遊び人で、勇哉は強い反発を覚えていた。四年に進級する春休みに、教授のお供でエジプトの遺跡発掘に参加できることになった勇哉は、アシスタントの女性イシスに好意を抱く。が、一行がエジプトに着いた夜、殺人事件が起きて…。
著者等紹介
藤堂夏央[トウドウナツオ]
4月1日生まれ。京都の某私立大学を卒業後、高校講師などの職を経て作家に。96年、花丸ノベルズ(白泉社)よりデビュー
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