内容説明
写実を追求し詩情あふれる作品を描いた古径。優美な歴史画に限りないロマンを託した靫彦。鋭い感性と豊かな知性で、香り高い古典美の世界を、新しく昇華させた日本画の2巨匠。
目次
小林古径(線の求道者―小林古径;古典の統合―師と友と;新古典への昇華―華、実、真を求めて;円熟の心技―気は高く、韻は清く;名作の誕生《清姫》―時間を描く;透徹の目―写形から写生へ;下図に見る想と技;評伝 小林古径―古典の精神を求めて)
安田靫彦(ロマンをたたえた新古典主義;歴史を彩る女人たち;花と俑と壺と;歴史画にロマンを求めて;同時代人の肖像;名作の誕生 新古典主義の精華《黄瀬川陣》;色彩画家の水墨画;富士と仏画;評伝 安田靫彦―芸術の秘密の扉を求めて)