現代世界の美術 〈14〉 - アート・ギャラリー ルソー

現代世界の美術 〈14〉 - アート・ギャラリー ルソー

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  • サイズ A4変判/ページ数 99p/高さ 31X31cm
  • 商品コード 9784085500143
  • NDC分類 723.008

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

つくよみ

53
図書館本:アンリ=ルソー(1844-1910)の画集。ルソー独特の、大胆な表現の画が、59点収められている。まずは素直に作品の数々を眺め、驚き、首をひねってみると良いと思う。そして、その作品に興味を持ったら、それぞれの作品に付け加えられている解説を読んで、少しでも画を理解してみようと試みるのが、本書の楽しみ方であろう。巻末に最後の大作「夢」についての考察文。ルソーの不思議な作風全般を賛美する小論文。そして、ルソーの生い立ちから亡くなるまでの評伝が付いている。各々の絵に関連する、画や写真資料も随所に。2013/12/08

ニコン

11
原田マハ「楽園のカンヴァス」からこの本を図書館から借りてきました。「夢」をはじめルソーに触れることができます。ルソーの評伝もあり、「楽園のカンヴァス」を浸るうえ、またルソーを知るうえで大変参考になりました。2013/06/27

井月 奎(いづき けい)

9
ルソーの絵は寂しさを含んで涼やかな風が吹いている。定規ではかった寸法はキャンパスの中で大きく比率を変え、訪れた事のないジャングルの様子を生き生きと描く。『蛇使いの女』や『眠れるジプシー女』の熱気を孕んだ冷たい空気は鑑賞者とその絵の本質の間にたたずんで不純物を除く。鑑賞者にはルソーが木から、ライオンから、女から、そして銀色に光る月から抽出した詩情をのみ届ける。ルソーはそれらの代弁者なのだ。形而上の世界にいるルソーが形而下の世界に手をのばして筆を走らせる。だからルソーの絵は純粋で歪んでいるのである。2015/07/15

あんちゃん🐳

2
原田マハさんの作品の影響で、この画集を手に取った。ルソーがいかに現実と虚像の間、またはその両方を生きた人間だったか、が解説されていたが、正直とても難しかった。ただ、解説者酒井忠康さんの、「しかし、その生活の秘密がいささか明らかにされても、かれの想像力の秘密まで明かすことはできない。絵にたずねなければならない。」の言葉に力をもらい、とにかく絵をながめ、ルソーの絵のもつ不思議と可笑しさの魅力をじっくり鑑賞した(ちょっと意味が違うかしら?)f(^^; 長時間眺めていて楽しい、きれいな画集です。2017/05/13

ぬまけん

0
A2019/12/07

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