内容説明
７０年代から現在まで、１０００点を超える写真が伝える普段着のパリ。
目次
セーヌの四季
普段着の街
パリコレクション、モードの舞台裏
’７０年代のパリ
特別寄稿 パリの四季（早川／雅水）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
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写真家、初沢克利のパリ写真集。1970年代～80年代の初め頃のパリをすべてモノクロームで撮っている。この人は元々はフランス文学を専攻していたが、大学を中退してパリへ。これほどパリ感の横溢するパリはそうそうは見られないだろう。街角で抱き合うカップルの似合う街。中高年の表情がさまになる街。老人が、子どもたちが生きるパリ。モノクロームの写真は雪の日のようにすべての夾雑物を取り払って、そこにあたかも純化されたパリが立ち現れるかのようだ。パリの佇まいに胸が締め付けられる。2021/10/08
