内容説明
生きる力を学ばせる、教育の原点とは?子供をもつ親と、学校の先生にあてた渾身のメッセージがここに。子供たちをもう一度育て直す、少年院の矯正教育の実態と懸命に取り組む教官たちの姿を追った、書き下ろしノンフィクション。
目次
第1章 広島少年院(広島少年院の生活;集団行動訓練を徹底する理由;大縄跳びの感動;物差しと算盤の効用;発達を視野に入れた試み;非言語コミュニケーションのワークショップ;沈黙の時間と自己コントロール;「まごはやさしい」」食事の改善)
第2章 愛光女子学園(愛光女子学園の一日;愛光女子学園の特徴と試み;薬物使用の少女たちのグループワーキング;ロール・レタリングとロール・プレイイング;自分史グラフ;ジョハリの窓;箱庭療法;院外委嘱課外活動;出院後の自分;学習発表会)
著者等紹介
吉永みち子[ヨシナガミチコ]
1950年埼玉生まれ。東京外国語大学インドネシア語学科卒。「勝馬新聞社」「日刊ゲンダイ」で競馬記者。退社後、5年の専業主婦を経て仕事に復帰。1983年、JRA機関誌「優駿」の優駿エッセイ賞受賞。1985年『気がつけば騎手の女房』で大宅壮一ノンフィクション賞受賞。障害を持った子供たちに乗馬を楽しんでもらうNPO「RDA Japan」の副理事長。政府税制調査会、地方分権改革推進会議、郵政行政審議会、外務省を変える会などの委員を歴任。テレビ朝日系「スーパーモーニング」月曜レギュラー、「やじうまプラス」金曜レギュラー、ABC朝日放送「ムーヴ!」金曜レギュラー、TBS「サタデーズバット」「ブロードキャスター」に出演(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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