出版社内容情報
転校生の沖田ユウトは6年4組の自己紹介中に突如耳鳴りがし、気づくとそこは午後3時33分になるとくりかえす悪夢の世界で─!?
内容説明
転校生の沖田ユウトは6年4組での自己紹介中、突如耳鳴りがし気がつくと悪夢の世界に取りこまれてしまっていた。なんとその悪夢は毎日午後3時33分になるとやってくるものだった!悪夢からぬけだすには、悪夢のなかで眠っている女の子を見つけださないといけないと知り、困惑するユウト達。さらに悪夢では怪物がユウト達を襲い、全員がつかまると永遠に悪夢のなかに閉じこめられてしまう…。はたしてユウト達はくりかえす悪夢からぬけだす事ができるのか―!?恐怖とおもしろさが止まらないミステリーサスペンス!小学中級から。
著者等紹介
土橋真二郎[ドバシシンジロウ]
東京都出身。『扉の外』(KADOKAWA)で第13回電撃ゲーム小説大賞金賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ろびん
5
児童書でも土橋節だったなぁ。2019/11/27
柏葉
4
作家買い。児童文学らしく主人公は小学6年生だし文章も子供向けになっているが、内容は間違いなく土橋真二郎。ミステリーサスペンスの名の通り、ドキドキしながら読んだ。完全なハッピーエンドではないのですっきりはしないけど、それもいつものこと。読書対象が小学中級からとなっているが、こんなに文字が多い本を小学校中学年から読めるんだっけ。学校の怪談の現代版みたいなものかしら。2021/08/08
プリムローズ
4
初期のデスゲームが大好きだったファンとしては、恋愛小説や異世界転生ものなどの最近の作品は、迷走していて読むのがちょっと辛かった。今作は初期作品を児童書風に変えたみたいで、読むのが楽しかった。願わくば、もう少し長い大人作品でこういうのが読みたい。2019/12/19
伊瀬有佐
4
文章は児童向けだったけど、土橋節は健在。2019/11/30
斎木
3
土橋に餓えすぎて買う予定がなかったけど買ってしまいました。高橋とか沖田とか出て来てそわそわした。いつもはAIなど近未来系がメインですが今回は本当に未知の存在だったので怖かったです。人間への怖さよりキメラそのものやキメラが近付いてくるときや夢から覚めたのに顔に×が付いた同級生への恐怖。ラストにバクが出てくるのも平和に終わらせてくれない土橋節が利いてて良かったです。文章が児童向けでしたがしっかり土橋でした。またこの雰囲気の小説を書いて欲しいですね……。2020/02/17